図41 雲崗9洞
図42 雲崗7洞
北魏の都・洛陽の盛期(和平元年・460〜太和18年・494)に開窟された雲崗岩窟は、砂岩質の断岩に主室と前室が構えられた。ここでは本尊の光背にくまなく飛天を配した。とくに躰を白、裙を緑、光背を黄、地色を赤に彩色している。2洞では窟眉の区画内に飛天とヤクシャ(夜叉)を配している。飛天は腰を折曲げてL字形の姿勢をし、衣服を着る。重ね衽の上衣と長裙をはく。なかには、天衣だけ線彫にするため、衣文は深く彫っている。顔は長形で角張り、髪は高髻にし、肩には天衣を巻き付ける。1洞では、飛天の替りにヤクシャは髪形をオールバッグにし、上半身裸、素手で短裙のまま、片足をあげる仕種が多い。ヤクシャと飛天は、同じ仏陀の輩下として、門柱を飾る。6洞の大井は、キ字形に集をつくり、その交叉点に連華弁を配し、4−8体の飛天が乱舞しでいる。
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