あすかの歌 選者速水正仁さんの俳句、川柳集3 投稿者:カッキー 投稿日:2018/01/24(Wed) 09:06 No.304
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●しあわせの 処方せんだね きみの傍 ●この大地 何処かで誰かが 泣いている●泣いている 命を乗せて 時が経つ ●悲しいね 涙枯れても 泣いている ●泣いている きみの側には ぼくが居る ●泣きながら 一生懸命 笑ってる ●泣いている きみが好きだから ここにいる ●入学の 式に桜の 港町 ●入学の 式に涙を 溢す人 ●忘れたい 忘れられたい 珊瑚婚 ●泣き崩れ 涙の枯れて 笑い顔 ●涙枯れ やがて笑顔に なぜかなる ●退職し 夢は想いで 逢いたいなぁ ●しみじみと 灯りに桜 頬染める ●夜桜に 灯りの一つ 二つ三つ ●恋しがる 出船入船 港町 ●紅を引く 細いうなじの 白い指 ●黄昏て 季節外れの 細雪 ●噂する 夜の長さに 一人待つ ●明日来る 人待ち続け 鍋を買う ●夜桜に 酒の五合 人恋し ●夜桜に 酔って呑まれて 肩を抱く ●逢いたくて 夜桜一人 手酌酒 ●黄昏て 児童公園 月明かり ●トクトクと 昨日の夢を 手酌酒 ●悩んでも 悔やんでみても 今日は今日 ●外は雨 乾いた心 満たす夜 ●どんぶらこ 沖にかもめが ただ三羽 ●しくしくと 泣いてくれてる きみの傍 ●しくしくと 泣いてくれてる 温かさ ●告知する 医師の瞳を 覗き込む ●ふりそそぐ 木漏れ日の道 友の墓石 (いし) ●いろいろと お世話になった 路地の裏 ●ガタガタと 揺れる居酒屋 高架下 ●ありがとう やっと見つけた ありがとう●草花の 匂うがごとき 国がいい ●祟り神 嫁に言われて 神使と答う ●定年後 神使ながらも ブタという ●定年後 言いたい放題 嫁はリア充 ●静岡に 磯の自慢の 名酒あり ●すっきりと 後味さやか 酒魚 ●焼津には 磯の自慢の 名酒あり ●口一杯 ほお張る名酒 そっと呑む ●珊瑚婚 味噌汁冷めぬ 距離がいい ●生きてきた 昭和と平成 夜が明ける ●朝イチの おはようさんは 犬のジョン ●散歩する 犬が引っ張る 慣れた道 ●ごろごろと 顔出すジャガイモ 母のカレー ●丸投げの 問題受け止め 四苦八苦 ●丸投げの 仕事抱えて 帰宅する ●うまいもん ええもんみんな んが付く ●ありがとう 一度聞きたい 嫁の口から ●定年後 帰るとこなく 大和川 ●便座にも 家にもなくて しばれるなぁ ●定年後 怒りも笑顔も 皆封印 |
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