鳥日記

出版業界人のセンスの悪さ (12月20日)

どんだけ頭の悪い人が出版業界にいるのだろうかと思う。
電通でもプレスでも、偏差値が低すぎて笑える。
なんで雑誌が売れないのか、考えましょうね。
センスの良い人が古書や洋書ばかり買っている理由。
考えましょう。
付録で売っているファッション誌は、附録だけ売ってね。
 

奈良 ガールズバー ドンキ (12月16日)

そうそう。
JR奈良駅前でキャッチをしているのは、ドンキーという
ガールズバーのアルバイトの女の子たちです。基本的に
ブサイクで、しつこいしうっとうしい。当然、ぼったくり
です。店長を名乗る男は、22歳と言っているけれど、どう
見ても30手前。基本的にスマホで女の子に指示を出して
伝票を偽装する手段。スマホが鳴ると、その直後に女の子
がリアクションを見せるので、或る意味、分かりやすい。
基本的に、スマホが鳴る前に金額を聞いておけば、今度は
女の子の方から焦って店長に連絡を取るので、その返事が
帰ってくる前に店を出ればOK。
 

 (09月17日)

 

あ、秋 (09月17日)

秋だなぁ。
 
いつの間にか、夏の高校野球も終わっていて、
センターフライを追って背走しながら徐々に大人に
なっていく彼らと、それを応援しながら急に脱皮する
チアガールの彼女たち。少し切ないぞ。
 
ああ、秋だなぁ。
日に日に空が高くなっていく感じが好きだけど、
坂道で自転車を漕いでも汗をかかないのもいいけど、
はっきりと、この日が夏の終わりだって、
言ってくれないものかしら天気予報で。たまに真夏日が
あるから着るものに困ってしまう、
というか着るものって何?と思ってしまうのが秋だ。
現代詩文庫の鈴木志郎康の著者写真が半裸で笑えるが、
あれはきっと秋の撮影に違いない。
 
まあどうでもいいや。
ガンバ大阪の遠藤のPKみたくどうでもよく
点をかせげれば万事オッケーだ。
 

全力で逃げますんで。 (07月17日)

気づいたらもう夏だ。気温がどんどん上昇して、
関東では梅雨明けだというけれど、こちらでは梅雨前線が
居候している。いつも気づいたら季節が変わった後なんだ。
どういうわけだろう、
ここ数年の異常気象とケータイ電話の普及率について、
少年犯罪とエコロジストの活動について、
それらを関連付けたくなってしまうのは?
たぶん気のせいなんだろうなでも何かあるのかな、
でもどうでもいいな暑いんだし私はげっそりして、
同じくげっそりした麻生首相はマンガを読みすぎて
現実逃避しているんだないいなあ私も逃げたい。
ああ逃げたい逃げたい。現実逃避したいでも
消えないぞ世界。癒えないぞ傷。
広がって広がってカラダ全体が傷になって、
というか存在していること自体が傷なんだろうなあでも
この、でも、のループから脱出したいなあ、
全力で逃げますんで、この夏、私。
 

風邪をひく (04月28日)

風邪薬のせいで悪い夢ばかり見ている。
 
追いかけられて逃げているが、誰かに追いかけ
られているのが問題なのではなく、逃げようと
する私の心に薄暗い原因めたいものがある、
と私は感じている。
 
プールで泳いでいると、泳ぎながら何か余って
しまう気持ちがする。そのとたんにプールの
水がみるみる減ってゆき、なくなる。でもそこに
コースの境界線を張り、水があると仮定して泳いで
みようとすると、宙を泳げてしまう。
 
あの人の勤めている大学が分かってとうとう会えた。
面影もなく変わってしまっているので戸惑うが、
ただ声で彼だと分かる。「夢では昔のままなのに」と
言うと、「世の中を知らなければならなかったからね」
と言われる。
 
コップを持っていて、中の水を飲もうとするが、
水が浮いて飲めない。
 
などなど。
 

お花見のこと (04月22日)

先日の大雨で、もう桜は散ってしまった。
毎年、春になると
オオヤさんと夜の散歩の途中で立ち止まって桜を見る
というのが私たちのお花見のしかただったけれど、
今年はそれが出来なくて淋しい。
 
「春の完成」という小説の中で、少女がひとり
早朝にお花見に行くシーンがあって、その文章が
ひどく孤独で淋しくて良かった。
お花見のとき私はよくそれを思い出して、
風が吹いて桜が舞い散ると、その花吹雪の中で
すこし跳びはねてみたりしたものだ。
夜空にとても近い公園で。
 
今年は桜が満開のとき私は喪服姿だった。
夕暮れ時、
電車で知らない人に寄りかかってうとうとしながら、
ちらちらと目の隅に車窓からの桜が見えていた。
 
季節、というものをつくづくと感じる。
今年は誰ともお花見が出来なかったけれど
ただ、ひとり
人がそばにいるのにホッとしている。
 

母親の古い写真 (04月06日)

友達が次々とおめでたを迎えている。
おめでとう。と嬉しく思いつつも、大変だろうな、
無事に出産できるだろうか、という不安も浮かぶ。
ふと、母親になる、
というのが想像以上に過酷なことに思えてくる。
 
私だって母の娘なのだし、時には父の延長のよう
に振る舞うこともできる。でも、それとは違う
本当の「母」というものを私はどんなふうに体験して、
自分としてのそれを、どう形作っていくんだろう?
とても大変そうな作業だろうな(作業なのかな?)
 
こないだ、自分と同い年くらいの私の母親が写った、
古い白黒写真が親戚の家から出てきた。
母は当時としては晩婚だったので、写真の母は
私と出会う前の姿をしている。こちらを見て、
優しそうに笑っているのが不思議だ。
 
その母はまだ私のこと知らないのになあ。
何だか全部知っているみたい。大丈夫って
言ってくれているみたいに、こっちを見て笑ってる。
この頃から、母は、私の母だったんだなあ。
 
子どもたちが無事に産まれてきますように!
 
 

手紙 (03月25日)

T君ね、T君ね、
手紙は声の凍結保存ですか、それとも指の痕跡ですか、
T君ね、きのう、ベランダから覗ける山の上に、
うっすらと桜色の、ぼうっと光るまあるい物体が見えてね、
聞こえてる? T君ね、
天体望遠鏡で夜更けまで観察していたあれかしら。
山の上で、ぼうっとかすんで、赤あく光って ました。
わたしが指で宙のそれをなぞって
そっとつまむようにしたら、ぶるぶる震えて
怖かったみたい、消えました。
 
まだ追いかけてるの?
国際宇宙ステーションにも国境はあるかしら?
今どこにいますか、最寄りの駅は。
あなたが今どこにいるのか、私には全く想像できません。
そういう思考には、一切、
頭が働かなくなったみたいです。
人と出会う、人と伝達をする、ということの意味が、
距離的な隔たりから何の影響も受けなくなって以来ずっと、
なぜだか音信不通になっていますね。
 
チャネリングのような、謎みたいな手紙です、
何処にいるのですか、あなたは。
惑星の上、最寄の駅は、宇宙駅?
 
以前、無人駅近くのアパートに住んでいました。
深夜静かに、カーンカーンカーンと、警報機が鳴って、
電車の明かりが、真っ暗な部屋の中に差し込んで、
T君ね、ああいう部屋でひざを組んでじっと何かを待って
いるのが堪えられなかったのね。窓から旅に出て。
 
今どこにいますか?
郵便局から宇宙局へ。
チャネリングのような、ご無沙汰の手紙を発信します。
結局、私は今ここにこうしているより他になすすべが
ないようです。去年の暮れだったか、新聞であなたの
記事を見ました。でも何も変わりませんでした。
 
聞こえてる?
私は今ここにこうしているより他になすすべが
ないのです。そうなってしまったのは、T君ね、
あなたにも少しは責任があるのよ、だって
私はあなたの代わりに何かが起きるのを待って
部屋でひざを組んでじっと電車の音を聞いているのです。
 
あなたが「のぞみ」に乗って遠くまで行き、
また「のぞみ」から降りて帰ってくるのを待っています。
 
T君ね、T君ね。
謎のような手紙なのだ、チャネリングみたいなね。
それでは、ご無事を願っています。
 

考えずに済む (03月16日)

オオヤさんは大人になるのが嫌なので
夜更けまで起きて、新聞配達の人の足音を
聞いてから寝る子どもだったよと言う。
寝る子は育つというから抵抗して起きていたらしい。
 
いつ寝てたの、と聞くと
皆が運動場で遊んでいる休み時間、
午後の明るくがらんとした教室で寝てたという。
何じゃそりゃ?
 
どうりで生活のリズムがお互いバラバラになるわけだ。
当時からそうだったのだ。
朝、テーブルで差し向かいになってコーヒーを飲んだり
なんて一度もない。
 
私はといえば
早く大人になりたくて夜にすやすやと眠っていた。
大人になったら色々考えずに済むと思っていたからだ。
子どもなりにも考えて悩むことはたくさんある。
 
子どもの私にとって大人といえば両親とか先生とか、
何だかいろいろ知っていてもう考えたり悩んだりを
終えてしまったように見える人たちばかりだったので、
大人になったら考えずに済むと思っていたのだ。
 
けれどそうじゃなかった。
大人になってみたら何だか色んなことが
余計によく分からなくなって混乱して、悩み
考えずに済むどころか
今になって初めて考えだしたかのようだ。
 
う〜む。
私が頭を抱えているとき
オオヤさんはすやすやと眠っている。
 

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