大津・吉野
(2003/2/12,13)


行きたい所を少しずつ・・ある意味すごく贅沢な大移動(?)をしました。
12日は、滋賀県の大津に、13日は、奈良県の吉野に、14・15日も奈良県の明日香に行ってきました。
大津は名前だけでも魅力的♪葛城皇子(天智天皇)・大友皇子(弘文天皇)の足跡を辿ってみました。
吉野は『茜さす』の舞台。あの本に出会ってちょうど一年!ついに現地・菜摘に立ちました♪

近江・大津宮(2/12)

羽田空港→(飛行機)→伊丹空港→(空港バス)→新大阪→(JR京都線)→京都→(JR湖西線)→西大津→(徒歩)→京阪・皇子山



京阪石山坂本線沿線周遊
「大津フリークルット」を買って何往復かしました。
唐橋前瀬田唐橋(←写真)・・壬申の乱の舞台になった橋です。
今は、普通に道路になっており、車が頻繁に行き交っていました。
橋は二重橋になっていました。
三井寺三井寺駅から三井寺(園城寺)まで徒歩で行けます。
大津市歴史博物館は、祝日の次の日だったため休みでした。
別所三井寺から別所駅まで歩けます。大津市役所があります。
その裏が弘文天皇(大友皇子)陵です。
皇子山古墳には随分坂を登ります。
近江神宮前駅を降りるとすぐに「近江・大津宮錦織遺跡」があります。
そこは第四地点でしばらく行くと、何ヶ所か大津京跡があります。
近江神宮は、朱塗りで京都の平安神宮を思わせる作りでした。
浜大津琵琶湖を見るなら浜大津が一番近いです。
残念ながら船は動いていませんでしたが、
琵琶湖は綺麗に見渡せました。
滋賀里崇福寺に行ってみました。
最後は、山科。天智天皇の山科御陵へ。山科御陵は、随分奥まであるようなので、入り口だけ見てきました。
JR山科から地下鉄東西線で「御陵(みささぎ)」駅、 徒歩3分です。

この日は、京都に出て、友人宅に居候しました。湯豆腐が美味しかったです!


吉野・宮滝遺跡(2/13)

京都→(近鉄京都線・橿原線・吉野線の特急)→大和上市→(奈良交通バス)→菜摘→(徒歩)→宮滝

菜摘は『茜さす』の舞台です!青々とした山々。
エメラルドグリーンに輝く吉野川の流れがとても綺麗でした!
(←写真は吉野川の菜摘)

志貴皇子の子、湯原王が芳野で詠んだ歌

吉野なる夏実の川の川淀に鴨ぞ鳴くなる山影にして(375)

天武天皇の吉野の宮に行幸されたときの歌

☆淑き人の良しと吉く見て好しと言ひし芳野吉く見よ良き人よく見(27)

☆大和には鳴きてか来らむ呼子鳥象(きさ)の中山呼びそ越ゆなる(70) 高市連黒人

吉野は万葉人がこよなく愛した土地
吉野歴史博物館では、壬申の乱と持統天皇の吉野行幸の劇(?)がおもしろかったです。

宮滝は、吉野川の「夢のわだ」を見、象の小川(きさのおがわ)まで遡りました。
象の小川が、吉野川に注ぐところが「夢のわだ」と言われています。

象の小川の近くの桜木神社の前で地元の方にいろいろ伺うことが出来ました。
「吉野山登るの?」と言われたり(登りませんでした)、
「吉野は夏だよ。春も桜でいいけど、観光客が多いね」と言われました。
(冬っていったい・・・)

宮滝温泉は、食事が美味しかったし、温泉もとても気持ちよかったです。
そして何より人が温かかったです!


その後はいよいよ冬の飛鳥路へ!

冬の飛鳥路
(2003/2/14,15)

今年のバレンタインデーは飛鳥で♪
「冬の飛鳥路」と称すのがおかしいくらい、天候に恵まれた二日間でした!
14日は、大好きな大伯皇女を辿って念願の名張・夏見廃寺に行きました!!
15日は、草壁皇子を少し辿って、マルコ山・束明神・岡宮天皇陵・森カシ遺跡を訪ね、
高取の壺阪まで足を伸ばしました。
今回も夏・秋に引き続き、ちゅんたさんにお世話になりました。

吉野・宮滝→(バス)→大和上市駅→(近鉄吉野線)→岡寺→名張

名張・夏見廃寺→化粧壺→天神社→万葉文化館→吉備池廃寺

★★2月14日は大伯皇女三昧★★


名張・夏見廃寺(←写真)は、大伯が大津の菩提を弔い、建てたといわれている寺です。
今回は、吉野の「菜摘」、名張の「夏見」と、「なつみ」続きの旅になりました。
夏見廃寺は静かなところで、大伯のイメージにふさわしいところでした。
夏見廃寺展示館では、噂に聞いていた通り、「天上の虹」をアニメ化してありました。
大伯・大津中心の展示に大満足でした♪

それから「天神社」へ。
途中「化粧川」の「化粧壺」を見つけました。




旧跡化粧川化粧壺
斎宮山 鎮座 天神社


ここは、大伯が斎宮に行く前に化粧をしたところと伝えられています。
化粧壺の辺りの土は赤茶色で、鉄分が多そうでした。



天神社祭神が大伯皇女です!!
伊勢斎宮に行く前の「初瀬斎宮」の場所だと伝えられています。
とても綺麗な神社でした。


午後は、万葉文化館で行われている「皇子たちの物語」展へ。
大津の盤余の池の絵は何時見てもうっとりします。





そして「吉備池廃寺」へ。吉備池はありましたが、廃寺は見つけられませんでした。
ここは百済大寺の場所ではないかと言われています。
吉備池から遥かに見える二上山の美しいこと!
さらに、池には鴨がいて♪風流でした!





益田岩船→カンス塚古墳→牽午子塚古墳→岩屋古墳→マルコ山古墳→束明神古墳→岡宮天皇陵→

いちご狩り→坂の茶屋→壺阪寺→高取寺→森カシ遺跡

★★2月15日は草壁皇子を追って南下★★

15日は、益田岩船へ。急な坂を登ると巨大な石が出現します。
用途ははっきりしていませんが、天体観測のためではないかという説もあります。
益田岩船から歩いて、カンス塚古墳へ。石舞台を除いて、初めて古墳の中に入りました。
牽午子塚古墳は、二人葬られており、斉明天皇と間人皇女ではないかといわれています。
マルコ山古墳・束明神古墳・岡宮天皇陵はいずれも草壁皇子の古墳ではないかといわれています。
今回、高取の森カシ2号墳も入れれば、4つあることになります??

11時からはいちご狩りに。あすかルビーは、大きいものほど甘くて美味しかったです♪
ひもろぎさんで「トンボ玉」を買いました。
岡寺前の「坂の茶屋」へ。噂どおりとても美味しかったです!!!
それから壺阪寺へ。拝観料が高い!だけあって、石造の数が多く、立派でした!
特に上のほうに立っている石像は印度から運ばれてきたそうで、大きさが圧巻でした。
そして高取城へ。
とにかく山を登っていく山城です。
それだけに眺めが良かったです。
最後に16日に説明会があるという森カシ2号墳を遠くから眺めました。
ここも草壁のお墓ではないかと言われているところです。
これで今回の飛鳥の旅は終わりです。

橿原神宮前→(近鉄急行あべの橋)→あべの橋→(空港バス30分)→伊丹空港→(飛行機)→羽田空港


今年度4度目の飛鳥♪ついに四季を制覇しました!!
今年は3ヶ月に一回明日香に行った計算になります。
3泊中2泊を知り合いの御宅に居候という・・すごく縁の有り難さを
感じる旅でした。行く度にいろんな方との輪が少しずつですが、出来てきて
本当に嬉しく思っています!お世話になった方々に改めて御礼申し上げます。
来年からもまだまだ飛鳥行って、いろいろ知ってみたいです♪♪

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更新日 2003年8月19日