亀石

 長辺4.53m、短辺2.77m、高さ2m強の巨大な石造物。大字川原と野口の間にあります。顔は南西を向いています。
 伝説では、奈良盆地が池だった時に、川原の鯰と当麻の蛇が池の水を巡って争い、鯰が負けて池の水を蛇に取られてしまったので、その為に多くの亀が干上がって死んでしまったそうです。その亀達の霊を慰める為の石がこの亀石で、亀石が当麻の方向(西)を向いた時、奈良盆地は再び池になってしまうそうです。
 どちらかと言うと、顔は亀と言うよりヒキ蛙の様な感じです。

亀石

 南側から撮影しました。
 ちゃんと手がついているの判りますか?指(爪か?)もあります。
 こじんまりとして写ってますが、かなり大きいシロモノです。

亀石の顔のアップ

 ラブリー。
 やっぱり、蛙に見えます。

大和名所圖會 卷五

 左端の方に亀石があります。右の方は鬼の雪隠と鬼の俎です。西から見た配置でしょうか。

参考:亀石の立看板
資料館冊子「あすかの石造物」


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