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  今回のテーマは、これです。

「あなたの知ってる奈良県の秘境」

「秘境」と云っても、大層なものではなく、そんなにメジャーではない、ちょっといい場所の事。
 今回は、実家の近くの王龍寺。

●王龍寺参拝記
 実家近くの、ゴルフ所のど真ん中にあるお寺「王龍寺」。
 そもそも「ここを拝観したい!」と、思ったのは、本尊が磨崖仏だと知ったからです。
 磨崖仏‥‥つまり、岩!
 石造物に関しては、多少フェチ気味の私が拝観したくない訳がありません。存在を知って、早速行ったのですが(犠牲:夫)、その日は本堂が閉まっておりました。
 しかしながら、拝観できなかった御本尊は惜しいのですが、山門から本堂までの参道(ほとんど山道)が苔むしていて、空気が冷たくて、ゴルフ所のど真ん中とは思えない程の異界ぶりで、非常に気に入ってしまいました。
 その後もトライして、3回目にようやく御本尊を拝めましたが、夕方遅く行った為か、参道の空気重〜〜!滝を写真に撮ろうとしても、何故かシャッターが下りなかったり、本堂なんて、圧迫感強すぎて、御本尊、一瞬しか見られませんでした〜〜!煩悩の権化とかしていた為か、ちょっと、怖かったです。
 メイチェンさんによると、神社仏閣は3時すぎたら行かないのが吉だそうです。うう、お言葉、胸にしみます。
 

【王龍寺山門と扁額】

黄檗宗王龍寺。扁額は「海龍山」。
門には「門開八字森々松檜壮禅林」とあります。

目前に広がる異界。石畳の道の両側は苔むした森。
ちょっぴり「もののけ姫」気分です。

小さな川もあります。滝はシャッターが下りず、
写真に撮れませんでした。

山門から10分ぐらいでしょうか、
ようやく本堂が見えてきました。

御本尊は磨崖仏の十一面観世音菩薩。
右脇に不動明王があります。 

 

【王龍寺のヤマモモ】

裏門の脇に、青々と繁るヤマモモ大樹。
雌株で樹高約10m。
主幹の内部が朽ちて空洞になっているが、
目通り約2.7m。側幹が3本あって、
その最大木は目通り約1.7m。
樹幹の基部での周囲は約5m。
樹齢約250年。
昭和54年5月14日に奈良市指定文化財と
なった‥‥と看板に書いております。
左端はうちの車。


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