三重県津市七夕祭

7月7日除幕式

 毎年7月7日に、観音橋の上から笹を流す、七夕祭が開かれています。河口近くのこの橋は完全な歩道橋で、上下流にある車道橋に挟まれています。その車道橋にネットを張る事で、流した笹の回収が出来るため、実際に河に流す行為が可能となっています。津青年会議所のみなさんがその実行にあたっていらっしゃいます。

 一年前に青年会議所の方から、おりひめ・ひこぼし像制作の打診があり、以後、今春まで打ち合わせが続きました。

 

 「移動可能なもので、毎年幼稚園や商店街など設置場所を変えつつ、7月7日にはある橋の上に戻ってくるという設定です。」

とのことで、一年間市内の要所に別々に貸し出され、年に一回観音橋で再会、抽選イベントの後、再度貸し出す事を繰り返すようです。

 イメージスケッチとして、いただいたイラストです。

 例によって、二日前にようやく完成し搬入いたしました。

 青年会議所の皆さんによって、台にスローガンが入れられ、本日7月7日は、お披露目の除幕式の日です。

 第一回目の引取先は、二つの保育園が選ばれており、その園児のみなさんが招待されていました。 

 

 このマスコット像は、眉毛や目玉を単色の黒としています。そこに、黒のカッティングシートでまつげを加えたり、眉毛の形を変えたり、場合によっては目の形を変えてもよいかもしれません、そこの園だけの、おりひめ・ひこぼしに味付けしていただくと面白いでしょうね。服の柄などのいろいろ楽しめそうですよ。みたいな挨拶をさせていただきました。

 六角レンチを使って固定するところがあるのですが、それを使って鍵をつくりました。抽選会の時は、これを引き継ぎ先に渡してもらうと、結構さまになりますよね!

 実は笹流し当日の橋の様子を拝見するのは初めてで、その規模の大きさにびっくりしました。例年、8000人の人出があるそうです。除幕式のあと橋の上に並べてもらい、さっそく記念撮影が始まりました。

 複数のテレビ局に、新聞各社が取材に来てくれました。青年会議所の方に聞くと、これまで何年もこのイベントをサポートしてきたけれども、こんなにマスコミが取り上げてくれたのは、初めてのことだそうです。それだけにとどまらず、制作過程で確認用に送った写真が、すでに地元の新聞に掲載されていたそうです。この日になっての初耳でした。なお、私も一部インタビューを受けましたが、どんな記事になったのでしょうか。

 親子連れが一斉に「かわいい〜」と言って記念撮影モードになるのを見ていると、とっても報われた気分!!

 橋の中央でひとだかり。これから毎年この光景が繰り返されるといいのですが・・

 NHKやケーブルテレビで、夕方のニュースとして流されたそうです。私は現場で、人々の反応を見せていただき、結構悦に入っておりました。

 今日を限りに、一年間離ればなれの二体です。台の形は二つ合わさって、一つの台形。一体づつでは、ちょっといびつです。

 翌日、とある保育園で子どもたちに囲まれたおりひめです。充分かわいがってもらっているようです。

 はて、ひこぼしはどうしていることやら・・・

 

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