今までのどのグループにも入れにくいもの...1〜9を見て、見つからなかったらここを探してみて下さい。
スミレの仲間、アヤメや菖蒲、そしてちょっと変わった形の花などです。
ここにもなかったら...まだ未収録。ごめんなさい。m(_ _)m
ノジスミレ(野路菫)
スミレ科スミレ属
2004.4 生駒市・圓證寺
タチツボスミレ(
スミレ科スミレ属
2004.5 浜名湖花博
アリアケスミレ
スミレ科スミレ属
2004.5 浜名湖花博
ミスズスミレ
スミレ科スミレ属
2004.5 浜名湖花博
サクラスミレ(桜菫)
スミレ科スミレ属
2003.4 奈良県・葛城古道
道端や田の縁など人家の近くで見られます。
スミレの区別は難しく、完璧には出来ないと思いますが、青に近い紫で、葉っぱが細長い三角形で先端が尖った感じで、柄は短い(葉の全長で5cmほど)ので地面に広がったような感じになるものです。葉の付け根が柄を巻くようになるのも特徴の一つで、「スミレ」と区別するには、この特徴が分かりやすそうですね。根が白いのも特徴だそうですが、一々引っこ抜く訳にもいきませんから。
これは、花博で「タチツボスミレ」という名札が付いていたもの。
下段の「タチツボスミレ」としたものより、色が濃いので、園芸用に改良されたものでしょう。
白から紫まで、花色に変化が多く、紫の筋が沢山あるのが特徴。
葉は、細長い三角形といった感じです。
日本や朝鮮半島、中国と広く分布するもので、「有明菫」なのでしょうか?
これは図鑑に載っていなかったので、園芸種かも知れません。
「ミスズスミレ」という名札が付いていましたが、詳細は不明です。
日当たりのよい草地に生え、葉は丸みを帯びた形です。
花の色が赤みのある紫で、花びらの縁が桜のように切れ込んでいるのが特徴。
「桜菫」の名は、ここから来たものです。
タチツボスミレ
スミレ科スミレ属
2005.4 鎌倉
スミレ
スミレ科スミレ属
2005.3 平城宮跡
ジャーマンアイリス
アヤメ科アヤメ属
2004.5 浜北市
ダッチアイリス
アヤメ科アヤメ属
2003.4 奈良県・葛城古道
イチハツ
アヤメ科菖蒲属
2003.5 大阪府・竹之内街道
北海道から九州まで、広く分布し、低地や山地の湿ったところに普通に生える菫です。
葉は丸くて柄が長め、花色は淡い紫で、長い柄の先に花を付けます。スミレやノジスミレと違って、茎から枝分かれして葉っぱや花柄が伸び、その付け根の所には、ギザギザの托葉が付いています。写真をクリックすると托葉の所に○を付けてあるので、お分かりいただけると思います。
庭に生える菫という意味で「坪菫」で、これの株立ちになるものという意味で「立坪菫」というようです。
「坪」は、「庭」の古語です。
スミレの仲間の代表種で、日当たりの良い芝生や空き地などに生育する多年草です。
花の横から見た形が、大工さんの使う「墨入れ」に似ているからスミレとなった、というのが一番一般的ですが、「摘みれ」の転訛とか、他にも説があります。
ノジスミレと似ていますが、葉っぱが細長いこと、柄にヒレ状の翼が付くこと、根が茶色いことが違いです。
オーストリア、ハンガリーなど原産のものと、地中海沿岸が原産のものなど多くの自生種から交配して作られた園芸品種です。
ビアディッド・アイリスともいわれ、花弁のところにひげ状の突起があるのが特徴です。沢山の花色が揃っていて、とても豪華で美しい品種です。
ヨーロッパ南西部から北アフリカに自生するアイリスの園芸用交配種です。
アヤメなどと違い、球根で増えます。
色はもっと紫色のものや、白と黄色のものなど、色々あります。
原産地は中国で、観賞用に栽培されている多年草です。
この仲間で一番早く咲くから、「一番お初」で「イチハツ」と言われていますが、確かではないそうです。
紫色の斑点のある、白いとさか状の突起があるのが特徴です。
カキツバタ
アヤメ科アヤメ属
2004.3 京都・神泉苑
寒アヤメ
アヤメ科アヤメ属
2003.3 奈良市・大和文華館
花菖蒲
アヤメ科アヤメ属
2002.6 生駒市
シャガ
アヤメ科アヤメ属
2003.4 奈良県・葛城古道
姫シャガ
アヤメ科アヤメ属
2004.5 浜名湖花博
牧野図鑑では自生地は中部以北になっていますが、野生植物館では北海道から九州に分布とされています。自生地が広がっているのでしょうか?
池や川辺などが生育地ですが、庭園の池に栽培されているものが多く見られます。
「書き付け花」の転じたもので、「書き付け」とはこすりつけること、つまり花を布にこすりつけて染めたことからきているそうです。
アヤメの仲間で唯一3月頃に咲きます。野生のものなのか、園芸品種なのかはよく分かりません。
三寸アヤメとか、チャボアヤメと紹介されていることもあり、花の形はアヤメにそっくりで、花びらに網目状の模様がありますが、草丈は20cmほどの小さなものです。
水辺など湿ったところで栽培する多年草です。
ノハナショウブと言う野生種を改良したもので、紫、白、絞りなど色々のものがあります。
花の咲く菖蒲という意味ですが、「菖蒲」はアヤメ科ではなく、サトイモ科です。
本州、四国、九州に分布し、湿った木陰などに群落を作る常緑の多年草です。
「ヒオウギ」と混同して、その漢名「射干」を日本語読みにして付けた名だそうです。
実はなりますが、卵子が3倍体なため、種は出来ません。
主に日本海側の山地に生える多年草ですが、園芸植物として栽培されているものの方が多いようです。
シャガに似ていて小型なので、ヒメシャガですが、植物全体は小型でも、花の大きさはほとんど変わりません。
こちらは種も出来ます。
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