キクとそれに似た花のグループです。
キク科の植物でも、いわゆる「菊」か「薊」に似ていなければ「キク」グループに入れていませんし、
逆にキク科でなくても、イメージが似ていればここに入れてあります。
最初は、庭や公園で見かける花です。
キバナコスモス
キク科コスモス属
2002.5 奈良市
ハルシャギク(クジャクソウ、ジャノメソウ)
キク科コレオプシス属
2002.6 明日香村
ヒマワリ(向日葵)
キク科ヒマワリ属
2003.7 奈良県・下つ道
フレンチ・マリーゴールド
キク科マンジュギク属
2004.9 明日香村
メランポディウム
キク科メランポディウム属
2004.9 生駒市
メキシコ原産の1年草で1930年代に一般に広まったものです。
コスモスというと秋の花というイメージがありますが、この仲間は夏に咲きます。
北アメリカ原産の1年草で、元々は観賞用に栽培されていたのものですが、丈夫なので空き地などに野生化しているものも見られます。
6〜10月にかけて開花し、花色が濃淡になって蛇の目状なので「ジャノメギク」という呼び名があるそうですが、園芸の方では他に「ジャノメギク」というのがあるので「ジャノメソウ」と呼ばれるようです。「ハルシャギク」は、「ペルシャギク」から来ていると言うことですが、ペルシャにはこの花はないそうです。
北米中西部からメキシコにかけてが、原産地です。
種子からヒマワリ油が抽出されますし、アメリカ先住民は古くから食用としてきたようです。
ヒマワリ油を抽出するための大規模な栽培も各国で行われてきましたが、最近では観賞用として、色々な品種が出ています。
これは「大雪山」という品種で、あまり大型でないので、庭植えようには人気です。
キク科マンジュギク属の栽培品種で原産国は南米ですが、ヨーロッパへの導入経緯からフレンチという名前になっているのだとか。
日本では最もポピュラーなのが、このフレンチ種です。
マリーゴールドというのは、昔はイギリスではキンセンカの呼び名だったそうですが、今ではイギリスでもキンセンカではなく、この花をマリーゴールドと呼びます。4ページ目に、もう少し情報があります。
あちこちの花壇に見られる花ですが、出自は良く分かりません。
丈夫で育てやすいそうですが...。
ダンゴギク(団子菊)
キク科ヘレニウム属
2004.8 生駒市
コレオプシス・ムーンビーム
キク科コレオプシス属
2003.11 宝塚ガーデンフィールズ
キンセンカ(金盞花)(トウキンセン)
キク科キンセンカ属
2004.2 奈良市
オグルマ(小車)
キク科オグルマ属
2004.8 滋賀県・醒ヶ井
シロタエギク(ダスティー・ミラー)
キク科
2003.6 奈良市
北アメリカ中東部原産の観賞用多年草で、高さが1mくらいになる大型の植物です。
花心が半球状に持ち上がる様子を「団子」にたとえて付けられた名だそうです。
北米原産の宿根草で、「キンケイギク」と呼ばれる花の仲間です。
園芸店では、「宿根コスモス」という呼び方をしていることもあります。
「ムーンビーム=月光」って、素敵な名前だと思いませんか?
ポットマリーゴールドとも呼ばれる、ヨーロッパ南部が原産の花です。
ポット(pot)という英名は、「食用になる山菜あるいは野草」といった意味で、古代ローマ時代から、花や葉を料理に使ってきたそうです。
生花を若葉と共にスープやサラダに散らしたり、ソースの色づけに使います。
日本各地の田や畦など、湿ったところに生える多年草で、地下茎を延ばして繁殖します。
花の形を小さな車にたとえたものだそうです。
地中海沿岸が原産の多年草で、銀白色の葉が綺麗なことから、花壇や寄せ植えに良く用いられる園芸植物です。
葉っぱの形は様々で、レース状のもの、細い葉のもの、ふっくらとした日本菊の葉っぱという感じのものなどがあります。
シロタエギクは葉っぱの白い色から、ダスティーミラーは英名で、「埃まみれの粉屋」だそうです。
ヒャクニチソウ(百日草)(ジニア)
キク科ジニア属
2004.9 明日香村
リビングストン・デイジー
ツルナ科
2004.4 京都フラワーセンター
リビングストン・デイジー
ツルナ科
2004.4 京都フラワーセンター
オステオステルムム
キク科
2004.5 浜名湖花博
ムギワラギク(麦藁菊)
キク科ヘリクリスム属
2004.5 浜名湖花博
メキシコ原産の1年草で、観賞用に栽培されるものです。
花色は白、黄色、ピンクから赤紫まで様々です。八重咲きのものもあります。
花がいつまでもしおれずに、長く鑑賞出来るから百日草という名が付いていますが、最近園芸店などでは、学名から取った「ジニア」という名で売られていることが多くなりました。
南アフリカ原産の園芸品種です。
これは薄いオレンジですが、赤紫というか、濃いピンクというか(青・紫のページ)や、薄いピンク(赤・ピンクのページ)、白、右のようにオレンジがかった色もあります。
南アフリカ原産の園芸品種です。
これは左のものと同じですが少しオレンジがかったピンクです。
舌を噛みそうな名前ですが、近年流行の学名をそのまま商品名にした園芸品種です。
よく鉢植えになって売られていますが、
原産地は南アフリカ、寒さには弱そうです。
これは、「スプリング・ゴールド」という品種で、花博に出品されていたので新品種かも知れません。
他にも「フィリップ」という、白い花のが出品されていました。
よく見かけるのは、白(白のページ)かピンク系のもの(赤・ピンクのページ)が多いですから。
オーストラリア原産の1年草で、切り花やドライフラワーに人気の園芸植物です。
「カイザイク」というやはりオーストラリア原産の花と混乱していることもあるようですが、別属です。
英名の「Straw flower」を訳して、麦藁菊と名付けられました。
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