房、猫や虎のしっぽに例えられるような形、あるいは丸く固まって咲くものなどです。
シソ科のものにこのような咲き方が多いのですが、前の基準で3くらいの大きさのあるシソ科のものは、
7の所に入れてあります。
また、豆の花も房状になるものが多いのですが、8に分けました。
1ページ目は、木の花と園芸植物です。
サルスベリ(百日紅)
ミソハギ科サルスベリ属
2002.6 室生
ジンチョウゲ(沈丁花)
ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属
2003.3 生駒市
八重ウツギ(八重空木、サラサウツギ)
ユキノシタ科ウツギ属
2003.6 生駒市・圓證寺
シモツケ(下野)
バラ科シモツケ属
2003.6 飛鳥川
ギョリュウ
ギョリュウ科ギョリュウ属
2003.6 大和郡山市
中国原産の落葉樹です。
幹がすべすべしていて、猿でも滑り落ちるということから、「サルスベリ」ですが、漢字の「百日紅」は花の咲く時期が長いことから付いた中国名から来ています。
白花のものもあります。
中国原産の常緑低木です。
花の香りが良く早春に開花すると、かなり遠くからでも分かります。
ネコは東京で育ったのですが、東京ではこの「ジンチョウゲ」がよく庭に植えられています。
ちょうど関西の「キンモクセイ」のように。
花の名前も「沈香」と「丁字」の香りに喩えてつけられたものです。
このように、外側が紅紫で内側が白のものが普通ですが、真っ白な花のものもあります。
詳しくは、解説ページ「うつぎ」をご覧下さい。 各地の山地に生える小低木ですが、一般に庭園で栽培されています。下野の国(栃木県)で最初に見つけられたから、下野。「木下野」は草の「シモツケソウ」に対して木だから。
雄しべが花弁よりはるかに長いのが特徴です。
中国原産で、江戸時代に観賞用として日本に入ってきたものです。
細い枝が沢山出て、それに細い葉っぱが付くので、モクモクした感じになりますが、落葉樹で冬になると、この細い枝ごと黄色くなって落ちてしまうのだそうです。
花びらが5枚ある小さな花を付けるのですが...高い木だったので花のアップは撮れませんでした。
ランタナ(七変化)
クマツヅラ科ランタナ属
2003.6 大阪・石切
ベニバナトキワマンサク
マンサク科
2004.4 大和郡山市
ベニバナトチノキ
トチノキ科トチノキ属
2004.5 浜名湖花博
ブラシノキ(キンポウジュ)
フトモモ科カリステモン属
2004.5 香芝市
ブッドレア(フサフジウツギ)
フジウツギ科フジウツギ属
2003.7 奈良県・下つ道
熱帯アメリカ原産の小低木...ですから、一応木です。
可愛く鉢植えになってるとそうは見えないんですが。
「ランタナ」は、学名から、七変化は咲き始めから色が変化していく様子から付けられた名です。
同属に「コバノランタナ」という、枝が垂れ下がる種類があって、良くグランドカバーとして植えられます。
中国中南部、インド北部に分布する常緑樹ですが、伊勢神宮には自生しているそうです。
普通は薄黄色っぽい白花ですが、その赤花種です。
マンサクに似ていて常緑なので、「常葉満作」です。
花びらは4枚ですが、花がかたまって付くので、沢山あるように見えます。
トチノキは日本中の山地に生える落葉高木で、白い花が咲き、縄文時代から実を食用にしていました。
今でも「とち餅」というのを、高山方面の観光地などで見かけることがあります。
これは、その園芸用に赤い花が咲くようにしたものだと思いますが、詳細は不明です。
オーストラリア原産で、庭木として入ってきたものです。
名前の由来は...この花の形を見れば一目瞭然ですね。
瓶などを洗うブラシそっくり。
別名のキンポウジュは由来は分かりません。
フジウツギというのは、山間の川岸に生える落葉低木だそうで(まだ見たこと無いです)花穂の片側だけに花がつきます。
これは中国原産のもので、英名を「butterfly bush」と言い、チョウチョが好んでくるのだそうです。
この写真は、赤紫ですが、もっと赤に近いものや、白い花もあります。
クサギ
クマツヅラ科クサギ属
2003.9 生駒郡平群町
アカリファ・キャッツテール
トウダイグサ科
2003.7 浜北市
セイヨウノコギリソウ
キク科ノコギリソウ属
2003.7 浜北市
センニチコウ(千日紅)(センニチソウ)
ヒユ科
2004.8 生駒市
フサケイトウ(房鶏頭)
ヒユ科ケイトウ属
2004.9 生駒市・竹林寺
日本、中国、朝鮮半島、台湾に広く分布する落葉樹です。
花は白で、ピンク色に見えるのは萼です。
木全体、特に葉の腺毛という毛に臭気があることから付いた名前だとか。
実は丸くて熟すと藍色になり、染料に使われることもあるそうです。
タキイのカタログに載っていたのですが、「ベニヒモノキ」という、西インド諸島原産の木と近い多年草ということしか分かりません。
「アカリファ」は属名で、「キャッツテール」は品種名のようです。
ヨーロッパ原産のノコギリソウで、観賞用に植えられていたものが、野生化しています。
ノコギリソウとは、葉が鋸のようにギザギザしているところは似ていますが、花は、
ずっと大きくて華やかな感じがします。
葉や茎をハーブティーにしたり、若葉をサラダにしたりする、ハーブの仲間で、止血、
発汗、強壮...風邪の予防にも良いそうです。
熱帯地方原産の1年草で、かなり古くから園芸用として日本に渡ってきているものです。
花が長持ちすることから付いた名で、小さな赤い花がびっしりかたまって咲きます。
白花種もあるようです。
ウモウゲイトウ(羽毛鶏頭)という名前もあるようです。
熱帯アジア原産の鶏頭の仲間で、花は...ふさふさした部分の間にあります。
アップ写真で確認して下さい。
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