第三十七代 斉明天皇

明日香村で発見された亀石、また運河などを造った時代の女帝、斉明天皇。
御陵は奈良県高市郡高取町で、明日香村の西(西南西?)の方になる。亀石からは、地図上の直線距離で5〜6km離れた場所。近くに曽我川が流れる。

小山の上に向って、石段がのびている。上るのかー(-_-;)と思いながら進むと、なんだかかなり上まで石段は続いている。

ようやく「あったー!」と近づいたらそれは、別人の御陵。

 

天武天皇妃大田皇女、とある。・・・ということは、天智天皇の娘で、持統天皇の姉で、あの大津皇子の母!
なんだよー、斉明天皇じゃないのかよー、とちょっと思った気持ちも吹っ飛んだ。
天皇陵と違ってとても小さい鳥居と囲い。かわいらしい(?)感じの御陵だ。

さて、じゃあ斉明さん(←なれなれしい)はどこに・・・?と、さらに上のほうに目をやると、それらしき所が。
・・・まだ、上るんかい・・・。普段、運動していない身にはこたえる階段続きだ。
ようやくたどりついた。

 越智崗上陵(おちのおかのえのみささぎ)

建王(建皇子)の名前が並んでいる。天智天皇の子で、斉明天皇にとっては孫だ。
JUNさんの夢殿の歴史小説「湖風(うみかぜ)−大友皇子異伝−」を参考にすると、系図だけでは見えない人物像が息づいてくる。

 

天皇の権威をしめすかのように山の頂上に築かれた御陵からは、見晴らしがよい。
土木工事好き(?)で石の丘を造ったという天皇らしい、石の階段が足にこたえたが。
周囲をぐるっと一周。それほど大きくはない。裏手は樹木に囲まれ、道は少しぬかるんで苔むしている。
もう一度、正面へ。

明日香からは遠い九州で亡くなったという、斉明天皇の魂はここで眠っているのか・・・。

椿の花が、色を添えていた。

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