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会誌『水門』総目次 バックナンバー

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総目次(創刊号~最新号)

第31号 2023年3月 【こちらからも購入可】
■小特集 宮澤賢治・日本文学と日本語教育が出逢うとき
扉巻頭言◎藏中しのぶ
声・ことば・光をわけあう喜び◎山崎佳代子
宮澤賢治の詩「無声慟哭」をめぐって◎鈴木貞美
「オツベルと象」―錯綜するイメージ―◎浦和男
『オツベルと象』の本文―カンボジアの日本語教材・クメール語翻訳テキスト作成のために―◎オルン・チャンポン
宮沢賢治『オツベルと象』について◎鈴木貞美
■小特集 平安楽人、渡来の楽と出会う
扉巻頭言◎上原作和
日本古典文学における秋の調べ―「秋風楽」「秋風詞」「万秋楽」―◎正道寺康子
本邦における「陵王」の系譜―平安朝物語文学を中心に―◎笹生美貴子
入る日を返す撥こそありけれ―徳川本『源氏物語絵巻』「橋姫」巻瞥見―◎上原作和
『教訓抄』に記された他家相伝の様相―多氏の『胡飲酒』『採桑老』をめぐって―◎森野正弘
■自由テーマ
『紫式部日記』における船楽描写―「遠くなりゆくままに」という表現に注目して―◎佐藤有貴
『法性寺殿御集』の句題詩―「題目」の詠作状況と詩集の構成―◎布村浩一
『六度集経』所収話と六朝期の習俗・思潮―初期漢訳仏典と孝子譚を中心に―◎佐々木雷太
「冨貴」の語―類似「福貴」と対比して―◎萩原義雄
『茶譜』所引『分類草人木』の本文◎賴妍菲
大江健三郎「懐かしい年への手紙」考察―「・」頻出を契機にして―◎杉山若菜
宮武外骨と大阪文人たち◎浦和男
■『南総里見八犬伝』研究会
龍女と伏姫―『南総里見八犬伝』肇輯と『法華経』「提婆達多品」―◎沼田大輝
非道の菩薩・犬村角太郎と『維摩経』『法華経』―附、返璧の草庵と『方丈記』「外山の菴」◎藏中しのぶ
■『箋注倭名類聚抄』研究会 『箋注倭名類聚抄』注釈・巻第一・天地部第一・景宿類一
「星」 ◎荻田みどり
■連載
『古事記』の言ひ分(一)―天孫の伊勢降臨―◎鈴鹿千代乃
■書評
書評 山崎佳代子著『そこから青い闇がささやきベオグラード、戦争と言葉』(ちくま文庫)◎杉山若菜
■彙報◎相田満・藏中しのぶ
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第30号 2021年11月

小特集 伝・賛と肖像の文学史
巻頭言 藏中しのぶ 
禅と茶の湯―『禅茶録』にいたるまで フレデリック・ジラール
『唐才子伝』の排列構造 三田明弘
『南総里見八犬伝』第九輯下帙之上口絵群第六図の「賛」と「肖像」―曳手・単節姉妹の名詮自性を軸として 安保博史  
八犬仙の賛と肖像―『南総里見八犬伝』「八犬仙山中遊戯図」と「七仏通戒偈」・『維摩経』 藏中しのぶ
魚屋北渓画、桃契園真友狂歌・摺物「ゆや」攷―摺物にみる謡曲『熊野』と狂歌 高木ゆみ子
世良田東照宮蔵「三十六歌仙扁額」の後補本文―「壬生忠岑」「大中臣頼基朝臣」の補修をめぐって オレグ・プリミアーニ
馬の絵画と文学―スティッベルト博物館蔵『馬毛同異図』をめぐって アントニオ・マニエーリ
『訓蒙図彙』と『三才図会』の図像―『訓蒙図彙』初版本図像改変の手法 楊世瑾
東大寺二月堂「青の階段」の吉祥文様と観音世界 田中教子
宗祇と芭蕉―「時雨の翁」としての芭蕉像の成立をめぐって 安保博史
講評・「伝」・「肖像」・「讃」をまとめて考える 相田満
講評 パリ国際大学都市日本館主催日仏伊共同国際シンポジウム「日本文化における題画文学―伝・賛と肖像の文学史―」・「茶の湯・香と座の文芸―江戸の絵入り百科事典『茶譜』の世界―」 トウンマン・武井典子
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鎌倉後期における「髑髏法」―無住道暁の周辺を中心に 佐々木雷太
北岸佑吉旧蔵能楽写真等リスト―「関西の戦後二十年」を中心に 関屋俊彦
大阪の宮武外骨 浦和男
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『箋注倭名類聚抄』注釈・巻第一・天地部第一・景宿類一
「月」「弦月」 洲脇武志
「暈」 桑原一歌
「望月」 惠阪由紀子
「蝕」 丹羽雄一
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《研究ノート》『満洲語繙訳水滸傳』(?ui h? bithe)を扱って―あしあとをたどりつつ 寺村政男
『詩経』における漢語のオノマトペ―動物篇 王則堯
AA研IRCにて公開した『清文彙書』デジタル化資料について 早田清冷 
『唐話纂要』「常言」訳と『訳文筌蹄』「題言十則」―「雅と俗」の視点より 耿蘭
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彙報・編集後記 安保博史・藏中しのぶ
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第29号 2020年1月
《小特集》古辞書と近世絵入り百科事典
『倭名類聚抄』所引『文選』注釈考 洲脇武志
『和名類聚抄』「牛馬病」部に関する一考察―和訓「多利」を中心に アントニオ・マニエーリ
『医心方』所引『黄帝内経太素』攷―その引用手法を中心に 李?
幼学書・手習い書と『訓蒙図彙』―寛文版本の四字句・上下一対の構成をめぐって 楊世瑾
『和漢三才図会』「水草」類の構成と配列―『本草綱目』との比較から 楊亜麗
貝原益軒撰『花譜』から『大和本草』へ―《植物の観賞》の概念の成立をめぐって 郭崇
古辞書と近世絵入り百科事典 安保博史・藏中しのぶ
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『東大寺諷誦文稿』「釈迦本縁」・「慈悲徳」についての基礎的考察 藤本誠
『伊勢物語』第九段と岑參「逢入京使」 中野方子
「雪」の本文の〈規範化〉について―『中右記部類紙背漢詩集』を中心に 布村浩一
仮名草子『酒茶論』の成立背景について―敦煌本『茶酒論』の享受という視点から 佐々木雷太
作家「秋田實」登場とその時代 浦和男
書評・鈴鹿千代乃著『古代からの風 神話・伝承・祭祀』を読む 丸山顯徳
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順治『満文詩経』と乾隆『繙訳詩経』の経学説に関する覚え書き 渡辺純成
満洲語副詞ini cisuiは「おのずから」とは限らない 渡辺純成
『満漢合璧西廂記』の総合的研究・その8 寺村政男・荒木典子・鋤田智彦
『満漢西廂記』における漢字音表記 鋤田智彦
中央民族大学蔵『精訳六才子詞』について 荒木典子
『萬葉集』にみられるオノマトペ―AB型を中心に―その壱 王則堯
「環境」の発見―『種の起源』の翻訳からのアプローチ 大場真・吉田比呂子
「環境」という語の受容史―文理融合型の学術用語研究のための基礎資料として 吉田比呂子
執筆者一覧
彙報・編集後記
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第28号 2018年4月
小特集 季語の生成と四季意識─東アジアから世界へ
自然美と四季意識―日本古代漢詩、特に『懐風藻』を中心に― 波戸岡旭
芭蕉の「行く春」と白居易の季節意識─「三月尽」「送春」をめぐって 新間一美
◆コラム・季語に関する断章(一)―超長寿時代の俳句と季語 波戸岡旭
『和漢朗詠集』絵入り版本と『俳諧類船集』─付合語における縦題と古典回帰 藏中しのぶ
◆コラム・季語に関する断章(二)―季語とオノマトぺ 波戸岡旭
山本荷兮「こがらしに二日の月のふきちるか」考 安保博史
◆コラム・季語に関する断章(三)―季語「色なき風」考 波戸岡旭
スウェーデン俳句と季語    トウンマン武井典子
◆コラム・季語に関する断章(四)─自然の霊威に感応するということ 波戸岡旭
国際俳句の可能性─四季の詞と歳時記 東 聖子
パネル・ディスカッション 季語の生成と四季意識─東アジアから世界へ
* * *
古代「白堂」考 藤本誠
沙羅双樹考  長田俊樹
敦煌変文と風土記逸文における羽衣伝説 徐磊
「題目」の規定と実態─『中右記部類紙背漢詩集』の場合 布村浩一
三浦浄心における「陸奥紀行」の系譜─『都のつと』『雲玉和歌抄』による『おくのほそ道』への影響について 佐々木雷太
『大和本草』「穀」類に内在する下位分類─『本草綱目』との比較から 郭崇
語義形成と語源意識─古辞書の訓の資料性 吉田比呂子
明治期大阪「笑い」関連文献目録の作成に向けて 浦和男
* * *
『満漢合璧西廂記』の総合的研究・その7 寺村政男主編 荒木典子・鋤田智彦
『御製増訂清文鑑』における“走”と“?” 鋤田智彦
『韃靼漂流記』に反映された日本語ハ行子音に関する覚書 早田清冷
『四書集注』、『小学』などの満洲語訳の言語の特徴と成立年代について 渡辺純成
近代における皇族報道メディアの成立─『皇族画報』の意義 青木淳子
『唐話纂要』所収「和漢通俗奇談」の訓読と翻訳 北川修一
『名物六帖』語彙出処考ー『水滸伝』との関連においてー  于増輝
『通俗赤縄奇縁』における近世漢語受容の実態─傍訳を手掛かりに 鐘一沁
『南天竺婆羅門僧正碑并序』翻訳と解題 Eulogy of Bodhisena, High Monk from South India, with a Preface"  オレグ・プリミアーニ
彙報・編集後記
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第27号 2016年11月
小特集 「東アジアの異界・冥界とその表象」澤田瑞穂の再評価
特集 まえがき  寺村政男
Tungus の冥界物語─尼山シャーマンの物語─ 寺村政男
澤田瑞穂の研究の意義─日中比較文化研究のために『霊異記』を手掛かりとして─ 丸山顯德
『日本霊異記』の異界・冥界説話をめぐる諸問題 藤本誠
『太平広記』鬼部における冥婚譚の諸相(先秦から隋まで) 三田明弘
『南総里見八犬伝』における『神相全編正義』文化四年本の受容─犬坂毛野の観相─ 安保博史
犬坂毛野の「賛」と「肖像」─『南総里見八犬伝』第六輯巻頭口絵・役者絵の表象─ 藏中しのぶ
シンポジウム「東アジアの異界・冥界とその表徴」 によせて 相田満
*   *   *
舎人皇子への献呈歌―植木に見る時の移ろい― 加藤千絵美
古辞書の訓の幅から語義形成史を考える              
―日本霊異記「窈窕」の訓と解釈を手がかりとして―  吉田比呂子
梁の武帝と波羅奈国王―『太平記』所収「囲碁説話」をめぐって―佐々木雷太
世良田東照宮蔵三十六歌仙扁額の伝来 オレグ・プリミアーニ
明治期の大阪俄本 浦和男
*   *   *
西廂記 9、10、11章  寺村政男(編) 荒木典子・鋤田智彦
康熙47年刊『満文金瓶梅』繙訳底本特定の試み 荒木典子
『太祖武皇帝実録』における漢字音表記 鋤田智彦
『女人芸術』における望月百合子―アナーキストとモダンガール 青木淳子
彙報・編集後記
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第26号 2015年10月
《小特集》仏教東流と東西世界
仏教東流とキリスト教の西流─東シナ海と地中海の比較
シャルロッテ・フォン・ヴェアシュア
【コラム】「東西文化の融合」への期待寸感─シャルロッテ・フォン・ヴェアシュア氏の講演に接して─ 鈴木靖民
【コラム】「自由」の語の成立と再成立 田嶋一夫
【コラム】仏教伝来をめぐる歴史と言説 河内春人
仏教東流と東西世界─パネルディスカッション─
 藏中しのぶ/クリスティーナ・ラフィン/マリア・キアラ・ミリオーレ/シャルロッテ・フォン・ヴェアシュア/安保博史/米山孝子/田嶋一夫/鈴鹿千代乃/寺村政男/河内春人/藤本誠/山口敦史

《小特集》玄奘三蔵とシルクロード・敦煌・日本
玄奘三蔵とシルクロード、その現代的意義 白鳥正夫
玄奘三蔵の思想(一) フレデリック・ジラール
玄奘三蔵とシルクロード・敦煌・日本─第二回水門の会国際シンポジウムを振りかえって─ 藏中しのぶ
*   *   *
古代村落の「堂」と仏堂遺構─東国集落遺跡の仏堂遺構をめぐって─ 藤本誠
狩谷?斎書入『懐風藻』─川瀬一馬「狩谷?斎著『懐風藻校注』」修正─ 土佐朋子
日本の律賦の発生─都良香「洗硯賦」「生炭賦」を中心に─ 馮芒
江戸初期の東照宮三十六歌仙扁額の歌仙和歌本文─日光本系統・久能山系統を中心に─ オレグ・プリミアーニ
『郷愁の詩人与謝蕪村』初版本の装幀について 安保博史
語義形成の歴史と概念形成の歴史─「さび」「わび」と「さびし」「わびし」─ 吉田比呂子
谷崎潤一郎『お国と五平』の中国語翻訳─田漢による戯曲翻訳の手法と構想 張沖
*   *   *
清初の官修儒教系書籍にみる満洲語の通時的変化について 渡辺純成
『満漢合璧西廂記』の総合的研究・その5 寺村政男編 荒木典子・鋤田智彦
『満文洪武要訓』に見える漢字音の体系について 鋤田智彦
新本『平妖伝』における「看官」、「?話的」の増補 荒木典子
文書分類における分析単位の問題─日本語語彙論と情報処理の接点を探る─ 上村圭介
日中における謝罪の「定型表現」について─使用状況の比較と日本語学習のための提案─ 董旭
李方子と服飾─メディアとしての衣服─ 青木淳子
彙報・編集後記
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第25号 2013年11月
―小特集―満洲語・漢語研究の多様性
玄奘三蔵の慟哭―「唐三藏哭西天行記」と「漢将王陵変」「李陵変文」― 藏中しのぶ
唐代の仏教施設名称について―八・九世紀を中心として― 藤本誠
『懐風藻箋註』と鈴木真年―新資料『真香雑記』の「今井舎人」― 土佐朋子
真間手児名伝説歌の形成―「過」と「詠」の方法を通して― 大谷歩
韓国における『古事記』研究(一)―二〇〇〇~二〇〇二年の学術論文を中心に― 田中千晶
『和名類聚抄』所引「病源論」攷―『医心方』の引用手法との比較を中心に―李芊
東アジアにおける洗濯する女―「瓜子姫」を手係りに― 金鳳齢
其角句「越後屋に衣さく音や更衣」考 安保博史
竹内時安斎の筆跡について―地方文学生成論序説― 原豊二
清水浜臣編『人名和歌抄』について 深谷秀樹
『文章世界』所載「新語彙」について 福井淳子
近代「国文学」と近代「国文学史」の来し方と行く末―語義・概念・価値観・用語の再検討― 吉田比呂子
        *   *   *
《小特集》満洲語・漢語研究の多様性
清朝時代の満洲語の語末狭母音―現代シベ語の弱化母音と比較して― 早田輝洋
『満文水滸傳』の基礎的研究―Bibliotheque Nationale de France本を手掛かりに― 寺村政男
『満漢合璧西廂記』の総合的研究・その4 寺村政男(編) 荒木典子・鋤田智彦
『兼漢滿洲套話』の諸版本について 竹越孝
『満文天主実義』の言語の特徴と成立年代について 渡辺純成
『満文三国志』漢語語彙に後続する満洲固有語 鋤田智彦
『唐土名勝圖會』にみられる満洲語についての一考察―江戸期発刊和刻本より満文文献探索へのいざない― 大野広之
満洲語の属格―同格および連体節主語をあらわす場合― 早田清冷
『雨月物語』に見える漢語白話語彙の研究 于増輝
『通俗赤縄奇縁』について 荒木典子
日中學者《九弄圖》研究小史 丁峰
中世末期日本語における接続助詞ガについて―コリャード『さんげろく』を中心に― 小島和
彙報・編集後記
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第24号 2012年9月
《小特集》―渡辺信和先生に捧ぐ―仏教文学研究の軌跡
聖徳太子の観相 渡辺信和・相田 満
『日本霊異記』における悪報譚の特質―仏法迫害説話を中心として― 藤本 誠
東大寺再建と重源の伊勢参宮 藤巻和宏
「北野天神縁起」における稲荷明神と法性房尊意について 佐々木雷太
思渓版大般若波羅蜜多経と開元寺版大蔵経―その版式上の接点について(一)― 牧野和夫
『容斎随筆』における安史の乱 三田明弘
浅井了意自筆資料研究の現在 石川 透
追悼文―蒲池勢至/小山正文/寺村政男/恋田知子/佐々木雷太/筒井早苗/日沖敦子/小椋愛子/藏中しのぶ
日本古代の使用字体と中国の字書における字体注記との関わりをめぐって二―飛鳥・藤原京、平城京木簡と『干禄字書』を中心に― 井上幸
『懐風藻』版本書入二種―河村秀根・慈本書入本の紹介と翻刻― 土佐朋子
空海撰「大和州益田池碑銘?序」注釈 岩田芳子・太田善之・藏中しのぶ・小林崇仁・佐藤信一・曹咏梅・土佐朋子・藤本誠・米山孝子
「鯘る」と「戯る」と「鮮・生」(アザラケシ・アザラカ)―語義形成史の視点― 吉田比呂子        
『類聚名義抄』における『遊仙窟』の古訓―図書寮本・観智院本『類聚名義抄』古訓の継承関係について― 黄雪蓮
『和名類聚抄』「楽器類」所引『律書楽図』攷 羽田帆奈美
馬の毛色の文学―源順『和名類聚抄』「牛馬毛」門と「源順馬毛名歌合」― アントニオ・マニエーリ
芭蕉句碑との対話 安保博史
『東文選』中の日本関連記事 濱政博司
『満漢合璧西廂記』の総合的研究・その3 寺村政男編 荒木典子・鋤田智彦
『満漢合璧庸言知旨』の研究・その4 寺村政男
明代白話語彙のその後―慣用句、比喩表現の処理方法から― 荒木典子
『漢清文鑑』における漢字音のハングル表記について 鋤田智彦
『譯語類解』と『方言類釋』の類義語に関する研究―『朴通事新釋諺解』と比較して― 金銀姫
『海外奇談』における漢語再攷―傍訳を手掛かりとして― 于増輝
言語生態学に基づく中国語母語話者年少者に対する日本語教育方法論II 岡崎敏雄英和辞典に見る漢文訓読の影と響―関係詞の訳語「ところの」をめぐって― 古田島洋介
1920年代におけるパリの日本人社会―アルベール・カーン邸の肖像写真― 青木淳子
執筆者一覧
彙報・編集後記
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第23号 2011年8月
巻頭言 高橋庸一郎
《小特集》上代における文化圏とは何か―文化圏から文学史の再構築へ
大安寺文化圏から文学史の再構築へ 蔵中しのぶ
万葉集と皇子文化圏 池田三枝子
〈百済=倭〉漢字文化圏 瀬間正之
文系研究に数学的、科学的手法を導入するにあたっての問題点 森 洋久
薨卒伝の諸相 佐藤宗諄
大安寺の法統をたずねる小文 狩野 久
国風暗黒時代の和歌文化圏―「仁明天皇四十賀の長歌」からの視点― 近藤信義
水門の会シンポジウム「上代における文化圏とは何か 文化圏から文学史の再築へ」を終えて 増尾伸一郎
「大安寺文化圏」論の可能性―シンポジウム「上代における文化圏とは何か」に接して ― 吉田一彦
「水門」の学風―「座の文学」論と「大安寺文化圏」研究との結合 安保博史
鑑真と香薬 シャルロッテ・フォン・ヴェアシュア
表現としての「門」―『万葉集』を中心とする「門」の属性とその意義― 城崎陽子
桜児物語―『万葉集』にみる女性の悲劇的な死の理由― 大谷 歩
神仙思想と万葉歌―七夕歌創作を手がかりに― 張 忠鋒
積もれば人の老いとなるもの―業平歌の背景としての暦・『淮南子』― 中野方子
『東大寺諷誦文稿』の成立過程 ―前半部を中心として― 藤本 誠
『懐風藻箋註』翻刻 土佐朋子
『沙門勝道歴山水瑩玄珠碑并序』注釈 岩田芳子、蔵中しのぶ、ケビン・ウィルソン、小林崇仁、佐藤信一、土佐朋子、藤本誠、米山孝子 
『日本霊異記』と『三宝絵』の比較研究―特に『霊異記』下巻六縁について― ミリオーレ・マリア・キアラ
物語表現の「窈窕」と和語「さび」の表現性と語義形成を考える―和語「さび」の語義 形成史の方法と古辞書・辞書の記述の再考― 吉田比呂子
『和名類聚抄』における『法苑珠林』の間接引用について―『広志』を中心に― 尹 仙花
『世俗諺文』引用書目の研究―『文選』を中心に― 渡邊美由紀
申叔舟の周辺 濱政博司
凌初成『西廂記五劇五本解證』翻字と解説 荒木典子
斎宮歴史博物館所蔵の装束書解説稿 津田大輔
旧制中学生の表現習得過程―風景の描き方― 福井淳子
中国題材物としての『天平の甍』の文学世界 邱 雅芬
中国における日本の左翼文学研究 李 俄憲
言語生態学に基づく中国語母語話者年少者に対する日本語教育方法論I 岡崎敏雄
『満文三国志』に見える中古入声字の韻母表記 鋤田智彦
『満漢合壁庸言知旨』の研究・その3 寺村政男
『満漢合璧西廂記』の総合的研究・その2 寺村政男(編) 荒木典子・鋤田智彦・馬 之濤
追悼 長田夏樹先生 橋本勝、原田松三郎、佐藤晴彦、尾嵜 昇、香山寿幸、寺内邦夫、高橋庸一郎、神野富一
執筆者一覧
彙報・編集後記
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第22号 2010年6月
和漢文化に見る静と動(髙橋庸一郎)
漢字の部分の位置・配分の交替に関する異体字点描―日本古代の木簡の例を中心として― 井上 幸
語義形成史試論―古典語解釈としての語義形成史という視点と方法論の必要性― 吉田比呂子
レトリックとしての《韓国》―『万葉集』における対外国呼称と国際認識― 城﨑陽子
『万葉集』巻二 一〇五・一〇六番歌考―「大伯皇女御作歌」における歌の転用― 伊藤好美
『大安寺碑文』注釈 藏中しのぶ編 赤塚史・川副由理子・胡照汀・薛誼・高橋憲子・土佐朋子・李満紅
『東大寺諷誦文稿』の史料的特質をめぐる諸問題―書き入れを中心として― 藤本 誠
行基と婆羅門僧正との贈答歌成立の背景 米山孝子
紀斉名勧学会詩序考―白居易の仏教思想と十五日開筵の意義― 吉原浩人
申叔舟の西芳寺(苔寺)の賦 濱政博司
茶書の言語資料としての価値―『茶譜』を中心として― 安保博史
演劇の神々の日中比較研究―大黒天信仰を中心に― 邱 雅芬
旧制中学生の表現習得過程―『六稜』の場合― 福井淳子
与謝野晶子とアマーリア・グリエルミネッティの比較―女性の身体表現をめぐって― ルカ・カッポンチェッリ
『無明と愛染』から『空と色』へ―欧陽予倩による谷崎潤一郎戯曲作品翻案の手法と構想― 張 沖
『洪水はわが魂に及び』私考―〈すべてよし!〉〈スベテヨシ!〉〈すべてがいい〉UNISON― 山下若菜
ジャンルとしての自伝と自伝的小説 トゥンマン武井典子
『日本霊異記』翻訳に際しての諸問題 ミリオーレ・マリア・キアラ
上代語の動詞活用について 早田輝洋
『満文三国志』二本における漢字音表記の差異について 鋤田智彦
『満漢合璧西廂記』の総合的研究・その1 寺村政男編 荒木典子・鋤田智彦・野原将輝・衣春穎・馬之濤
『満漢合璧庸言知旨』の研究・その2 寺村政男
漢語疑問語気助詞〝麼〟、〝嗎〟について 荒木典子
18世紀末『琉球劇文和解』の中国語音について 古屋昭弘
『方言類釋』の日本語語釈の部分についての研究 金 銀姫
三木愛花の『情天比翼縁』について―『續會真記』から『情天比翼縁』までを中心に― 王佳璐
彙報・編集後記
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第21号 2009年4月 追悼 蔵中進先生 
巻頭言 再び新たなる船出に当たって 髙橋庸一郎
奈良朝初期の白話漢語辞書―『楊氏漢語抄』『弁色立成』『漢語抄』について― 藏中 進
増補注 奈良朝初期の白話漢語辞書―『楊氏漢語抄』『弁色立成』『漢語抄』について 寺村政男
『釈氏要覧―本文と索引』に言寄せて―藏中進先生に捧ぐ― 藤善真澄
薬師寺仏足石記再調査覚書 東野治之
『南天竺婆羅門僧正碑并序』注釈 藏中しのぶ編 赤塚史・朱一飛・土佐朋子・松山匡和・山口卓也・李 満紅
『南天竺婆羅門僧正碑并序』注釈【語釈索引】 山口卓也
宝亀二年閏三月の二通の過状 大平 聡
日本古代の漢字使用にみられる借筆による減画をめぐって 井上 幸
訓の幅、語義の幅、表現の幅の意味―記紀・万葉集の訓と古辞書の訓の関係を再考する― 吉田比呂子
大伴坂上郎女の歌二首―読みの方法― 梶川信行
日本・イタリアにおける滑稽詩―『万葉集』巻十六の嗤笑歌とイタリア十三世紀の「写実的喜劇詩」― ミリオーレ・マリア・キアラ
歴史・伝説・歌―松浦佐用姫をめぐって― 大嶋 仁
太陽信仰と補陀洛 神野富一
「遊仙窟」と「崔致遠」 濱政博司
『日本霊異記』における冥界説話の構造と特質―六朝隋唐期の仏教説話集との比較を中心として― 藤本 誠
渤海使節と三勅撰漢詩文集―『文華秀麗集』と王孝廉・釈 仁貞とを中心に― 波戸岡 旭
慶滋保胤「晩秋過参州薬王寺有感」詩序訳註―白居易詩文摂取の方法(二)― 吉原浩人
于立政の『類林』と日本の「類林」関連書物 福田俊昭
定家「韻字四季歌」の詠作―「文集百首」との接点― 藏中さやか
悲憤沈静の世界―蕪村と朔太郎― 安保博史
旧制中学生の紀行文―校友会誌を資料として― 福井淳子
芥川小説『首が落ちた話』の一素材 林 嵐
ファンタジーというジャンルと様相理論「可能な世界」 トゥンマン武井典子
モンゴル文化考察紀行 髙橋庸一郎
上代日本語の母音 早田輝洋
『倭名類聚抄』と双声・畳韻 古屋昭弘
『劉希必金釵記』をめぐって―語彙、文字表記からのアプローチ― 佐藤晴彦
『満文三国志』における尖団音の表記について 鋤田智彦
『満漢合璧庸言知旨』の研究・その1 寺村政男
追悼文
 長田夏樹/山下宏明/廣岡義隆/後藤昭雄/石見清裕/新間一美/波戸岡 旭/仁平道明/原田松三郎/髙橋庸一郎/神野富一/林 忠鵬/井上 幸/吉原浩人
お礼のことば 藏中しのぶ
久しかるべし―「水門の会」今昔 長田夏樹
論文執筆者一覧
彙報・編集後記 
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第20号 2002年6月
『和名類聚抄』所引『弁色立成』の字音語 藏中 進
古代の戸籍の借音・借訓仮名にみられる音の結合と使用法について 井上 幸
『古事記』における白檮(かし)の特殊性 田中千晶
万葉の「火」と海人 冨永 妙
『和名類聚抄』所引『本草和名』 稲崎朋子
「数衣」制度の成立―奢侈禁制と有職故実― 津田大輔
紅葉山文庫本『令義解』における「声符」少考 西崎 亨
『大鏡』筆録者攷 菊地 真
『言海』の刊行をめぐって―宣伝方策への注視― 高橋博美
紀行文の革新―文筆家の作品を中心として― 福井淳子
彙報 執筆者紹介 編集後記
『水門―言葉と歴史―』既刊号総目次(創刊号~第19号)
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第19号 2001年2月
遼寧省博物館蔵三墓誌の則天文字 藏中 進
『類聚名義抄』所引『倭名類聚抄』の一考察 林 忠鵬
『大鏡』の養子攷 菊池 真
補陀落渡海考 神野富一
中世公家服飾遺品の再検討―鶴岡八幡宮の神宝の特色をめぐって― 津田大輔
志賀海神社縁起と幽斎の詠歌 小早川 健
紀行文近代化のながれ 福井淳子
田山花袋「蒲団」の背景―「蒲団」論序章― 高橋博美
彙報 編集後記
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第18号 1996年10月 (藏中スミ先生追悼)
藏中スミ先生 遺影
光琳「三十六歌仙之図」について―歌仙絵と歌仙和歌の接点― 藏中スミ
ありさきという語について―語源説を中心に― 津田大輔
仮名「止」と漢字「止」 西崎 亨
「遊仙窟」文章生英房の周辺 濱政博司
張文成『朝野僉載』に見える「日本国使人」 藏中 進
西夏語訳類林導論 長田夏樹
藏中スミ先生略歴
藏中スミ先生著作目録
藏中スミ先生を偲ぶ 小早川 健
藏中スミ先生を偲ぶ 高橋庸一郎
お礼のことば 藏中 進
彙報 編集後記
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第17号 1992年2月
夕顔の宿と五条大路と 田中 仁
『歌仙金玉抄』私見―歌仙和歌の一系統としての位置付け― 藏中スミ
「最明寺本往生要集」に於ける「ü」表記について 西崎 亨
匈奴の称号単于について―上古漢語音韻とその訳音表記― 長田夏樹
嵩山出土「則天武后金簡」考 藏中 進
『聖徳太子傳暦』考(二) 高橋庸一郎
陳永志「《駱駝祥子》反映的年代新証」の紹介と訳注 北畠利信
彙報 編集後記
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第16号 1988年12月
柿本人麻呂作歌の同語異表記について―石見相聞歌・泣血哀慟歌の本文と異伝― 小谷博泰
大宰師大伴旅人の傔従等 神野富一
『和名類聚抄』所引「日本紀」「日本紀私記」の再検討―十巻本系・廿巻本系の異同を中心に― 藏中しのぶ
慶州仏国寺発見の『無垢浄光大陀羅尼経』と『百万塔陀羅尼』―新羅時代の則天文字― 藏中 進
中国の飛書 濱政博司
「トロッコ」の文末表現―現在形止めの用法― 岡崎晃一
「聖徳太子傳暦」考(一) 高橋庸一郎
中国語と日本語―具象性と抽象性 趙 文華
「駱駝祥子」に見える〈就〉について 北畠利信
彙報 編集後記
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第15号 1986年11月
漢代中亜の遊牧部族国家雑験(上)―騎馬民族国家論に関連して― 長田夏樹
『南天竺婆羅門僧正碑序』と高僧伝―仏教漢文伝の文学史的意義― 藏中しのぶ
「競狩記」寸見―付、翻刻対校「競狩記」 藏中スミ
芥川文学のテキスト論―著者訂正書き入れと全集の本文― 岡崎晃一
中島敦・『過去帳』と「山月記」私見―中国の古典・作品・作者をめぐって― 周 学軍
中国語 音と義 高橋庸一郎
杜家立成雑書要略・本文と索引 神野富一
意味役割と格の対応について 益岡隆志
ポーランド語の形容詞の語順について 塚本桂子
彙報 編集後記
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第14号 1985年1月
学校文法と接尾用言―「書きヤスイ」「美しスギル」をめぐって― 小谷博泰
動詞述語文の基本構造に関する考察 益岡隆志
空海「益田池碑銘」の則天文字 藏中 進
『菅家金玉抄』と歌枕の地名―付・翻刻『菅家金玉抄巻第二』― 藏中スミ
平家物語鵼の章について その二 ―大山寺本を通して― 西海淳二
大津皇子 謀反とその漢詩(下)―臨終詩の意味するもの― 高橋庸一郎
元雑劇『看銭奴』の演変 日下 翠
古プロシア語について―基本文献と最近の研究の紹介― 井上幸和
彙報 編集後記
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第13号 1982年7月
位相論の問題―文化と語彙― 島田勇雄
古代における作歌意識の問題―防人歌について― 神野富一
日本紀竟宴和歌の用字・用語について 西崎 亨
『唐大和上東征伝』の虚構性について 藏中 進
大津皇子 謀反とその漢詩(中)―大津皇子の実像を求めて― 高橋庸一郎
『素性集』の本文についての覚え書 藏中スミ
平家物語『鵼説和』について―佐佐木本を通して― 西海淳二
「トロッコ」の段落設定 岡崎晃一
小説の本文についての考察―『トロッコ』の漢字表記を中心に― 片村恒雄
『絵人智慧の環』翻刻と解説(一) 仁田義雄
復・腹字考(上)―「侯馬盟書」を通してみた文字の発達について― 大川俊隆
柳宗元の文体とその変化 戸崎哲彦
The acquisition of Japanese picth-accent:A case study  Chieko Kobayashi
痕跡理論の諸問題 浅田壽男
ロシア語合成名辞述語に於ける形容詞の三形式 岡本崇男
彙報 編集後記
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第12号 1980年10月
自然は人間に好意をもつか―柳宗元詩論稿― 戸崎哲彦
「好色一代女」の文章 島田勇雄
岩瀬文庫本『唐大和上東征伝』管見 藏中 進
伝授物における本文研究について 郷田雪枝
文章における「存在詞文」の特質について 安達隆一
歌語「べらなり」覚え書 藏中スミ
小説の漢字表記―『トロッコ』の「云ふ」をめぐって― 片村恒夫
大津皇子 謀反とその漢詩(上) 高橋庸一郎
若干の複合用言についての二三の考察 仁田義雄
構造保持制約の仮説について 浅田壽男
日本語からロシヤ語へ(条件を表わす複雑文の体の選択について) 塚本桂子
『古代日本語概説』(承前)―音声論、音韻論―N.A.シロミャトニコフ著 井上幸和訳
彙報 編集後記
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第11号 1978年8月
序文・文体・説話配列より見たる『日本霊異記』の性格 寺川真知夫
「たたり」のみなもと 竹島淳夫
歌語「べらなり」の周辺 藏中スミ
浜松中納言物語「もろこし」「からくに」試論 中西健治
食物研究史における唐菓子 島田勇雄
「訓閲集軍詞乾坤之伝記」の成立について 郷田雪枝
芥川竜之介の「忠義」における「彼」の用法 片村恒雄
鑒真渡海前後 藏中 進
三宅武郎の「陳述論」 仁田義雄
ポーランド語における一致定語の語順について 塚本桂子
須藤淳氏の質疑に答える手紙 長田夏樹
『古代日本語概説・序説―古代日本語の起源』N.A.シロミャトニコフ著 井上幸和訳
殷代貞人と周王朝 高橋庸一郎
彙報 編集後記
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第10号 1977年4月
兵法諸流と武者言葉との関係についての試論―小笠原流庶流系小池貞成について(一)― 島田勇雄
歌人遍昭・素性父子の周辺―良峰氏の家系― 藏中スミ
大学改革と「紅楼夢」論争 濱政博司
説話の方法―霊異記と伊勢物語の女が鬼に食われた話― 寺川真知夫
入唐僧圓仁のみた「過海和尚碑銘」―『唐大和上東征伝』と「過海和尚碑銘」― 藏中 進
「于」は古代動詞ではなかった―「于」の発生と発展― 高橋庸一郎
動詞の辞書記述についての二三の提案―Lexico Syntaxの観点から― 仁田義雄
被動形中性形(o)の用法について(ロシア語とポーランド語の比較考察) 塚本桂子
近世北方語音ノート―韻尾「n」について― 日下恒夫
「売餅」に見られる方言語彙 丹菊洋子
「艷陽天」副詞使用状況一覧表 中田みき子
鳥(トリ)の語源―形態か意味か― 須藤 淳
日朝色彩名義考釈―東雅臆度覚書― 長田夏樹
『官話類篇』並列表記方言詞対照表(初稿) 尾崎 実
彙報 編集後記
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第9号 1967年8月
体言化表現法としてみた「ク語法」について―特に文末用法の場合― 安達隆一
すい言葉 島田勇雄
「ゑぐ」考 藏中スミ
高田幸佐と和漢連句―和漢連句表現考(1)― 小早川 健
三条西実隆の仮名遣九折について 島田勇雄
「唐大和上東征伝」の成立と付載の詩 藏中 進
スワヒリ語のConcordについて 宮本正興
Neobabylonian Grammatical Textsに於ける文法術語について(Ⅲ)―その(Ⅰ)への補考― 吉川 守
彙報 編集後記
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第8号 1966年5月
「天草版伊曽保物語」の文語的表現―その表現の特性について― 安達隆一
「経国集」淡三船詩(その一) 藏中 進
「天徳三年闘詩」の歌合史上における意義 藏中スミ
人形座の隠語(六)―他集団やその成員を表わす隠語― 島田勇雄
Neobabylonian Grammatical Testsに於ける文法術語について(Ⅱ)―MEŠ/DIŠ― 吉川 守
大阪東洋学会の「亜細亜研究」と「奉天図書館叢刊」について 長田夏樹
A Select List of Literary works by African Writers 貫名美隆
彙報 編集後記
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第7号 1965年8月
人形座の隠語(五)―人的組織を表わす隠語― 島田勇雄
曽丹集のあれこれ(三)―毎月集と年中行事― 藏中スミ
観智院乙本「唐大和上東征伝」倭訓索引 藏中 進
プラーグ構造言語学における機能の意味―V.マテシウスの学説を中心として― 山口 巖
英語における形容詞の分析的比較法の発達―言語の接触と相互影響の問題― 須藤 淳
Neobabylonian Grammatical Textsに於ける文法術語について(Ⅰ)―AN-TA/MURU-TA/KI-TA― 吉川 守
Whitman おぼえがき(1) 貫名美隆
編集後記 彙報
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第6号 1965年2月
『東征伝』の俗語(一) 藏中 進
高句麗百済開国の伝説と百済建国の史実(下) 長田夏樹
曽丹集あれこれ(二)―当代歌謡との交渉― 藏中スミ
言水作品の世界―言水の詩法と詩境(2)― 小早川 健
露語初級文法覚書 山口 巖
SCOLIMA(1964年五月)のアフリカに関する論文リスト 貫名美隆
シュメール語におけるClass-genderの性格 吉川 守
意味は複合語の基準になるか―C君の質問に答えて― 小西友七
「マクベス夫人には何人子供があったか」について 阿部万亀男
彙報 編集後記
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第5号 1964年11月
「天草版伊曽保物語」の接続詞について 安達隆一
高句麗百済開国の伝説と百済建国の史実(上) 長田夏樹
サダ岬考 落合重信
曽丹集のあれこれ 藏中スミ
人形座の隠語(四)―どんな普通語に対して隠語があるか― 島田勇雄
観智院本「東征伝」と「東征伝絵詞」 藏中 進
「マクベス夫人には何人子供があったか」について 阿部万亀男
シュメール語のVerbal preformativeの起源に就いて 吉川 守
音韻論ノート 須藤 淳
彙報 編集後記
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第4号 1964年6月
平安極初期点本所見の語法 その一 ―「助動詞、ずき、ずつ、べらなり、連体格これの」―用例補遺 鈴木一男
太宰治「斜陽」について 滝谷信夫
人形座の隠語(三)―単語のでき方(淡路の人形座の隠語)― 島田勇雄
凩の句―言永の詩法と詩境― 小早川 健
観智院本「唐大和上東征伝」古訓考(その三) 藏中 進
日本語の歴史について G.J.ラムステット 須藤淳 訳
Ch.Marlowe のDr.FaustusとGoetheのFaust 阿部万亀男
否定の問題―B君の質問に答えて― 小西友七
バロック文学のスタイルについての一考察 小川正巳
東雅臆度抄(其三)―鳥類譜Ⅱ―長田夏樹
シュメール語のアクセントの性質について 吉川 守
会員名簿 彙報 編集後記
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第3号 1964年1月
「落合という地名に関連して」補遺―その方言アクセント区画との関係― 落合重信
人形座の隠語(二)―淡路の人形座の隠語の語法― 島田勇雄
曽丹集の「つらねうた」について(三) 藏中スミ
観智院本「唐大和上東征傳」倭訓索引 藏中 進
A Wise Passiveness―A Note on Wordsworth― 阿部万亀男
ことばのある二面―A君の質問に答えて― 小西友七
スペインについて 小川正巳
東雅臆度抄(其二)―鳥類譜Ⅰ― 長田夏樹
The Ending of Lear 森松健介
彙報 編集後記
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第2号 1963年9月
言水の鬼趣 小早川 健
平家物語の構成(一) 山下宏明
文学とは何か 三沢玲爾
並木正三の歌舞伎作品(一) 島田勇雄
曽丹集のつらねうたについて(二)―大鏡裏書の筆者に関連して円融院子の日の事件の解釈― 藏中スミ
観智院本「唐大和上東征傳」古訓考(その二) 藏中 進
Shakespeareについて(1) 小川正巳
東雅臆度抄(其一)―蛇と亀― 長田夏樹
Volponeについて 森松健介
(第三回水門の会例会発表要旨)
彙報 編集後記
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創刊号 1963年7月
人形座の隠語(一)センボ考現論 島田勇雄
観智院本「唐大和上東征傳」古訓考(その一) 藏中 進
落合という地名に関連して―川の合流点名の地名学的研究― 落合重信
来自・久米考 岸本通夫
摂提―新年の星― 三沢玲爾
曽丹集の「つらねうた」について―永仁転写本による解釈― 藏中スミ
フランス古典劇に亀裂を与えよ 小川正巳
老残遊記研究 テキストの系譜について(初稿) 尾崎 実
日・朝両語比較論に関する往復書簡 J.Rahder 長田夏樹
シュメール詩法(1) 吉川 守
Fanny Robin as a Symbol of Mortality. 森松健介
会員名簿 彙報 編集後記


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