今までの何処にも入れにくいもの...1〜9を見て、見つからなかったらここを探してみて下さい。
ここにもなかったら...まだ未収録。ごめんなさい。m(_ _)m
フキノトウ(蕗の薹)
キク科フキ属
2003.3 高市郡・高取町
ゴシキハツユキカズラ
キョウチクトウ科
2004.9 奈良市
パッシフロラ
トケイソウ科
2004.4 京都フラワーセンター
キバナノアツモリソウ(黄花敦盛草)(コクマガイソウ:小熊谷草)
ラン科アツモリソウ属
2004.6 櫛形山
Photo by やっさん
ツルニンジン(蔓人参)(ジイソブ)
キキョウ科ツルニンジン属
2004.8 奥多摩
Photo by やっさん
東北地方以南のに分布し、山地の路傍、堤防、空き地などに生える、多年草です。
「フキ」の若い花茎が「フキノトウ」で、フキの葉、葉柄と共に、お馴染みの山菜です。
朝鮮半島が原産の園芸植物で、鉢植えやハンギングに使われます。
ピンクの部分は苞葉で、花はその中にありますが、ちょっと写し方が悪かったようで、よく見えなくてすみません。
トケイソウは南米原産の蔓性多年草ですが、これについてはよく分かりません。温室で栽培されていたものなので、おそらく亜熱帯から熱帯原産で、寒さに弱いのでしょう。
トケイソウ同様に、青紫の雄しべのように長く伸びた部分は、雄しべではなく、副花冠という、花びらの変形したものです。本物の雄しべはこの中に隠れていて見えません。
敦盛草の黄色い花...なんですが、敦盛草というのは、袋状になった部分、「唇弁」というのですが、これを平敦盛が背負った母衣(ほろ)に見立てたものだそうで、熊谷草というのも、同様に熊谷直実が背負った母衣に見立てた名だそうです。
母衣というのは、鎧の背に付けて飾りとし、時には流れ矢を防いだ武具だそうです。室町時代以降は、中に籠(母衣串)を入れて膨らませたとか。
ツルニンジンというのは、初めて聞く名だったので、写真を頂いた時にネットで検索してみました。
出てきたのは何と、ほとんどが「韓国食材」!!
写真を見た第一印象は、「ニーってしてるおっさん」だったのですが、野生植物館には、別名「ジイソブ」は「爺のそばかす」で、花の斑点に由来するとありました。
ちなみに、「バアソブ」って言うのもあるそうです。
ザゼンソウ(座禅草)(ダルマソウ)
サトイモ科
2003.2 滋賀県・今津
Photo by 河内太古さん
ウラシマソウ(浦島草)
サトイモ科テンナンショウ属
2007.4 摂南大学薬学部付属薬草園
ムサシアブミ(武蔵鐙)
サトイモ科テンナンショウ属
2007.4 摂南大学薬学部付属薬草園
マムシグサ(蝮草、コウライテンナンショウ)
サトイモ科テンナンショウ属
2007.4 摂南大学薬学部付属薬草園
ヒロハテンナンショウ
サトイモ科テンナンショウ属
2007.4 摂南大学薬学部付属薬草園
仏炎苞と呼ばれる部分に包まれた形が、坐禅を組む僧侶のようであるところから、付いた名で...湿原や湿地林に育つ、悪臭のある植物だそうです。
見たことがないので、悪臭の方は体験していません。
北海道南部から四国北部に分布する日本固有種の多年草で、杉林や竹林など、林の中や林縁に見られます。
この仲間は、「仏炎苞」と呼ばれる苞葉が花を包んでいて、花自体は外から見えません。花は苞葉の内側の柄に筒状に付き、柄の先端は細長く伸びて(付属体といいます)仏炎苞の開口部に見えます。
ウラシマソウでは、この付属体が特別長く、浦島太郎の釣り糸に見立てて「浦島草」という名が付いています。
東アジアの温帯から亜熱帯に分布する多年草で、日本では関東以西に生育します。
タブノキ林の湿った林床に多く、仏炎苞の形を、武蔵の国で作成した鐙にたとえて「ムサシアブミ」と付けられたそうです。
テンナンショウ属はすべて雌雄偽異株と言って、若い株はすべて雄株で成長すると雌株に変化します。
左のウラシマソウと、このムサシアブミ、右端のヒロハテンナンショウは葉っぱが仏炎苞より上にあるので、十分生育した雌花の株になったものです。
北海道から九州に分布し、林の湿った腐葉土質の所に生育する多年草ですが、地方によって少しずつ違ったタイプのものがあるそうです。
茎ある模様が蝮の皮のようであるところからマムシグサで、コウライテンナンショウは漢方名からきたもののようです。「テンナンショウ」は「天南星」と書くのですが、この名前の由来はよく分かりませんでした。
この株は、葉っぱが仏炎苞より下にあります。つまり、植物全体の生育が未熟な若い株なので、雄株です。
北海道、本州、九州に分布し、山地のブナ林などの湿った林床に生える多年草です。
他のテンナンショウより葉っぱが広いので、ヒロハテンナンショウです。
仏炎苞は緑色で白い縦縞が有るのが特徴です。
ムサシアブミのところで説明したように、これは雌株です。
カラスビシャク(烏柄杓、ハンゲ)
サトイモ科ハンゲ属
2007.4 摂南大学薬学部付属薬草園
クマガイソウ(熊谷草)
ラン科アツモリソウ属
2007.4 藤沢森林公園
Photo by やっさん
ユキモチソウ(雪餅草)
サトイモ科テンナンショウ属
2007.4 大船植物園
Photo by やっさん
オニク(御肉、キムラタケ)
ハマウツボ科オニク属
2007.7 浅間山
Photo by やっさん
ヤマウツボ
ゴマノハグサ科ヤマウツボ属
2007.5 赤目四十八滝渓谷
日本中の畑などに生育する多年草で、繁殖力が旺盛なため、畑の雑草として嫌われることもあります。
カラスビシャクは仏炎苞の形から、ハンゲは「半夏」で漢方名です。
開花期の球茎の外皮を乾燥させて煎じ、咳止めや吐き気止めにするそうですが、有毒なので要注意です。
テンナンショウ属と違い、花茎には上部に雄花、下部に雌花と雌雄両花が付きます
北海道西南部から九州に分布する多年草で、低い山の落葉樹林など腐葉土の積もった窪地に群生します。
鎌倉時代の武将熊谷直実が背負った「母衣(ほろ)」に、花の形を見立てて付けられた名です。
写真の物は、自生種らしいとのことですが、これも、乱獲のためレッドデータに入ってしまっています。
日本固有種で、本州の紀伊半島、四国、九州に分布し、林の下草に生える多年草ですが、乱獲によって絶滅危惧種(レッドデータ)です。写真の物も、植物園の栽培種だそうです。
仏炎苞から飛び出ている白い付属体が、白く膨らんで柔らかいのを、餅に喩えた名前です。
東アジアや北アメリカの寒帯に分布し、日本では北海道と本州の中部以北で見られる1属1種の寄生植物です。
クロロフィル(葉緑体)を持たず、ミヤマハンノキの根に寄生するので、亜高山帯のダケカンバやミヤマハンノキの林に生育します。
中国に生える「ホンオニク」からきた名前だそうです。「キムラタケ」は「金精茸」だそうで...強壮剤として使われてきたとか。
花のアップは植物名をクリックすると見られます。
本州、四国、九州に分布し、山地の樹下で湿り気のあるところに生育する寄生植物です。
「ハマウツボ」に対して、山に生えるので「ヤマウツボ」だそうです。
なかなか正体が分からずにいたのですが、P.SAPHIREさんが、ネットで見つけてくれました。ハマウツボ科と書いているサイトもあるくらいで、特徴から言ってハマウツボ科だと思ってそちらを探していたから見つからなかったのでしょう。
時期によって随分花の色など違うようで、検索してみると、同じ??と思うようなのも有ります。
その他の色メニューへ 釣り鐘型のページへ