私の明日香ファイル
〜明日香の見どころ、歩きどころ〜



  File No. 021 甘樫丘 あまかしのおか

 明日香村豊浦

明日香のほぼ中心にあり、まさに「国見の丘」である。
南は丘陵が続いているためやや視界をさえぎられるが、東に飛鳥寺を中心とする集落、北から西には大和三山、二上山を遠望できる。
つまらない解説より、ここでは写真をじっくりみていただこう。
左の写真は展望台より東の風景。右にこんもりと茂っているのが飛鳥坐神社のある丘。手前が飛鳥の集落である。
下は展望台より西〜北〜北東までのパノラマ。画面左から二上山(奥)、畝傍山、中央やや右に飛鳥川、耳成山、そして香久山である。
登るのは多少きついかもしれない。
けれど、絶対損のない風景、古(いにしえ)の万葉世界が広がっているのである。

 奈良交通バス甘樫丘から徒歩10分

 


・標高148m
・飛鳥時代には蘇我蝦夷、入鹿が邸宅を築いたとされるが、場所は確定されていない。
・展望台から東に下りる散策路の途中に、犬養孝氏による志貴皇子の万葉歌碑がある。
・古代には、ここで「盟神探湯(くがたち−古代の裁判)」が行なわれたとの記録がある。