シソ科とそれに似た花の3ページ目です。
ここでは、道端や野山で見られる花を中心に紹介します。
小さいものは、花の名前をクリックすると、アップ画像が見られるようになっています。
ウツボグサ(靫草、カコソウ)
シソ科ウツボグサ属
2005.6 奈良市大和文華館
トモエシオガマ(巴塩竃)
ゴマノハグサ科シオガマギク属
2004.8 霧ヶ峰
タテヤマウツボグサ(立山靫草)
シソ科ウツボグサ属
2004.8 蓼科・坪庭
メハジキ(ヤクモソウ)
シソ科メハジキ属
2003.6 奈良県・地蔵院川
ミヤマクルマバナ(深山車花)
シソ科トウバナ属
2004.8 霧ヶ峰
日の当たる路傍、草地などに見られる多年草です。
花序(花の付き方)が弓矢を入れる「靫」に似ていることから付いた名です。
「カコソウ」は漢名で、夏に花が枯れることから、「夏枯草」だそうで、乾燥させた花を、利尿、消炎、抗菌薬として、漢方で用います。
塩竃菊の花の間隔が詰まって、巴状になったもので、本州北・中部の高山に生育するのだそうで...この写真が撮れたということは、高山に行ったんだ...と、しみじみ思った花です。
塩竃という和名は、「葉まで鑑賞価値があり、趣がある」から、「浜で趣があるのは、塩竃」というしゃれ...だという説もある、らしいです。
これも、亜高山帯の植物♪
日本の固有種で、北アルプスの八方尾根から立山、谷川岳などに多いのだそうです。
茎は四角いのだそうで...すみません、ちゃんと撮れてなくて。
これは、平地の植物。
「目弾」と書くそうです。
茎を切って、上下のまぶたで挟んで目を大きく開ける、という子供の遊びに使われたから、だそうですが、こういう花が咲いているような所で育たなかったので...。
別名は「益母草」で、漢方薬として産前産後に用いるのだそうです。
これも日本固有種で、亜高山帯の稜線に広がる草原に生育する...霧ヶ峰はその通りの場所でした。
赤紫で赤の斑点がある花が、輪状に咲くので、「車花」です。
ヒメオドリコソウ(姫踊子草)
シソ科オドリコソウ属
2003.3 奈良県・香具山
カキドオシ(垣通)
シソ科カキドオシ属
2004.4 奈良県・談山神社
ホトケノザ(仏座)(サンガイグサ)
シソ科オドリコソウ属
2004.2 生駒市
キランソウ(ジゴクノカマノフタ)
シソ科キランソウ属
2004.4 奈良県・巨勢路
ムラサキサギゴケ(紫鷺苔)
ゴマノハグサ科サギゴケ属
2004.4 奈良市二名
道ばたで早春から可愛い花をつけている、お馴染みの草ですが、ヨーロッパから小アジアが原産の帰化植物です。
在来種の「オドリコソウ」より小さいので、「姫」が付いているということですが、在来種はまだ見たことがないのです。
こちらの方が強いのでしょうか?
茎が長く蔓状になって地表を這い、「垣根を通してその向こう側まで行き着く」ということから付いた名前だそうです。
桜が満開の花の名所・談山神社で、桜を撮らずにこんな花ばかり撮ってきました。(笑)
花の色は薄めの紫で、少し赤みがかった斑点があります。
園芸用に輸入された「西洋カキドオシ」というのもあります。
在来種ですが日本だけでなく、東アジアからヨーロッパ、北アフリカまで広く分布する植物。
これも早春の路端によく見られます。
上の方の葉が、茎を抱くようについて、そこに輪状に花が咲くと、まるで仏様が台座に座っているように見えるから「仏座」で、三階草は、葉が段々になるから。
すごい名前の付いた花ですが、名前の由来は不明だそうです。
これも地面を這うようにして広がりますが、カキドオシとは花色がずっと濃く、花の中央部が薄い色で、濃い色の筋目があること、葉が大きくて赤みを帯びていることもある、といった違いがあります。
シソ科の花に似ていますが、シソ科ではありません。
湿ったところに生える植物で、春先の耕す前の田んぼ等に沢山見られます。
花が鷺の頭に似ていて、葉が苔のように地面に広がるところから、「鷺苔」という白い花の咲く品種があって、その「紫花」ということで付いた名です。
ムラサキケマン
ケシ科キケマン属
2004.4 奈良県・談山神社
アキノタムラソウ
シソ科アキギリ属
2003.8 生駒市高山
キツネノマゴ
キツネノマゴ科キツネノマゴ属
2003.8 生駒市高山
イヌコウジュ
シソ科イヌコウジュ属
2003.9 奈良県・信貴山
マツバウンラン(松葉海蘭)
ゴマノハグサ科ウンラン属
2004.4 奈良県・巨勢路
各地の路傍、林縁など半日陰の場所や、湿ったところに生育する1年草です。
紫色のケマンソウという意味ですが、ケマンソウとは別属で、花は似ていないように思います。
本州の山形県以南、四国、九州に分布し、林や畦、山道などやや日陰の所に生育する多年草です。
和名の由来は分かっていません。
花は7〜11月頃に茎を輪っか状に取り巻いて咲きます。
葉っぱは、この写真の下の方の3枚セットになったものがそうです。羽状複葉という形で、3〜7枚の小葉という葉で構成されているものです。
東アジアから南アジアに広く分布する1年草で、日本では北海道以外なら何処にでも見られるものです。
花が子狐の顔に似ているから、とも言われますが、名前の由来ははっきりしていません。
これはピンク色ですが、白花のものもあります。
山野の路傍に広く分布する1年草です。
和名の由来は、相も変わらず、「コウジュ」という薬用植物ほど役に立たないから、「犬」を付けたとか、「ナギナガコウジュ」ほど花が美しくなくて目立たないから「犬」と付けたからとか、犬に対して失礼な命名であるようです。
ヒメジソというよく似た植物がありますが、こちらの方が葉っぱが細長くなるので区別できます。
同属の「ウンラン」に似ていて、全体に細く華奢な様子を松葉に喩えた名前だそうです。「ウンラン」は「海蘭」で海岸で育ち、花が蘭に似ているということから付いた名だそうですが、あまり蘭に似ているとは思いません。
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