「あじさい」の花はどれ?その2
月日は流れ...更に写真が集まりました。
で、1ページ増やすことにいたしました。
前ページのものはすべて園芸種で、庭園などに植えられていたものですが、こんどは自然の山に生育しているものを投稿して頂きました。乞うご期待♪
コアジサイです。
関東地方以西の太平洋側の山地に分布するということです。
紫陽花の小さいのだから「コアジサイ」というのだそうです。
紫陽花の仲間なのに、これは装飾花がありません。
この写真のは薄いブルーですが、白い花のもあるそうです。

Photo by やっさん
クサアジサイです。
これは、アジサイ属ではなくクサアジサイ属の多年草。
正に草なのです。
ちゃんと装飾花があり、花弁の色は白から紅紫まで色々で、装飾花も花弁と同じ色だそうです。
山地の谷沿いの斜面などで見られるということで...とても自分で写真が撮れそうもない花です。
Photo by やっさん
タマアジサイといいます。
日本固有種で、やはり谷沿いの林床に群生するそうです。
「フサザクラ」と一緒に生えることが多い...というのですが、フサザクラっていうのも、見たこと無いです。
タマアジサイの名は、花芽が「総包片」っていう、葉っぱみたいなのに包まれて、球状をしているからで、咲く時にはこの「総包片」が散ってしまって、このようにアジサイらしく開くのです。

Photo by やっさん
ギンバイソウです。
ユキノシタ科ですがギンバイソウ属で、アジサイ属ではないのです。でも、雰囲気はアジサイ。
白くて、梅の花みたいな花だから、「銀梅草」。
これも山地の湿った林床に生える多年草です。

Photo by やっさん
空木のページに登場した「ノリウツギ」です。
空木のページには、比叡山延暦寺で栽培されているものを載せましたが、これは自然に生育しているものです。
2004.8 霧ヶ峰で撮影しました。
空木の所でも書きましたが、名前は「ウツギ」でも、歴とした「アジサイ属」です。
山地だけでなく低地でも、日当たりの良いところで見られる...というところが、やっさんの投稿して下さった紫陽花たちと違うところですね。
今度のは栽培ものです。
甘茶の仲間、オオアマチャです。
鎌倉の光則寺というお寺の庭に、鉢植えになっていたものです。
小甘茶もあったのですが、余りよく撮れなかったので、今回はパス。
葉っぱを乾燥させて甘茶を作るのだそうで、だからお寺で栽培してるんでしょうか?
アメリカノリノキといいます。
蓼科のバラクライングリッシュガーデンという、イギリスから主に植物を持ってきて造った庭園に、植えられていたもの。
真っ白で綺麗でした。
撮影は、2004.8 真夏の山でのアジサイです。
「ノリノキ」という名前...そう、ノリウツギの別名です。
ということは、これも糊を採るんでしょうか?
今回のおまけ。
オオデマリです。
ユキノシタ科ではなくて、スイカズラ科なのですが、隣のアメリカノリノキの小さいのみたいに見えませんか?
アップにすると、更に似ています。
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