よーく見ないと花の形が分からないもの...です。(^_^;)アイマイ
房状や固まりになって咲くものは、6のグループに入れました。
キンモクセイ(金木犀)
モクセイ科
2003.10 奈良県・十三峠
モッコク
ツバキ科
2003.6 生駒市
サカキ(榊)(ホンサカキ、ミサカキ、マサカキ)
ツバキ科
2003.6 奈良市・山陵八幡神社
アスパラガス(マツバウド)
ユリ科
2003.8 生駒市
ブロッコリー
アブラナ科
2004.3 生駒市
中国原産の常緑樹です。香りのよい花を付けることから、特に関西では庭木として大人気の木です。
雌雄異株で、日本にあるものはみな雄樹であると、牧野博士は書いておられます。
そういえば、金木犀の実って、見たことがありません。
房咲きの所に入れたのですが、この写真のように、バラバラに咲いて見えるのもあるようなので、ここにも入れました。
南関東から西の暖かい地方の山に生える常緑高木ですが、庭木としても植えられます。
葉っぱは厚手で表面がつるつるした固いものなのですが、この葉っぱを食べる虫もいるので...。
2枚の葉をくっつけて間に住みつく青虫です。
ヤマガラは、上手にこの2枚の葉を開いて、虫を捕ります。エライ!!
花は、黄色っぽい白で、花びらがくるっと外側に巻き上がります。
自生は関東から西の山林で、神事に使われるため、神社の庭に植えられることが多い樹です。
枝の先端の芽の鱗片という部分が、鳥の爪のように曲がっているのが特徴。
この写真では、右下隅の葉に陰にちらっと見えています。
花弁は咲き始めは白ですが、段々黄色を帯びてきます。
ヨーロッパ原産で食用のために植えられる植物です。
野菜として売られているアスパラガスは、若い茎なのです。そのままだと「グリーンアスパラ」遮光して白くすると「ホワイトアスパラ」になります。
で、ネコも植えているのですが、食べ頃を逃すと、先端部が開いて細い枝を出し、このようなフワフワの葉っぱが出てきます。
雌雄異株で、雌花の雄しべは退化...ということなのですが、すみません、この写真では分からないですね。
詳しくは解説「菜の花」のページをご覧下さい。
マルバマンネングサ
ベンケイソウ科
2003.6 生駒市・圓證寺
ルタ
ミカン科
2004.5 浜名湖花博
カナムグラ(鉄葎)
クワ科
2003.9 明日香村
ヤブガラシ(ビンボウカズラ)
ブドウ科
2003.6 大阪・石切
ヨモギ(蓬)
キク科
2003.9 生駒市
本州、四国九州の岩や石垣の上に生える多年草です。
よく似た花の咲く「メキシコマンネングサ」は葉っぱが細いのと、花がかたまって咲くところが違うので区別出来ます。
葉っぱの丸い万年草なので「円葉万年草」です。多肉の葉っぱで摘み取っても枯れないで生き残ることから、この仲間は「万年草」と呼ばれているそうです。
花博で「ルタ」という名札が付いていたので...。
詳細は不明です。
日本各地の路傍、荒れ地、原野、土手...至る所で見られる蔓性の1年草です。一面に棘のある植物なので、藪に入る時は引っかかれないように注意!
カナムグラの「鉄(かな)」は茎が丈夫なことから、「葎(むぐら)」は茂るという意味でつけられたとされています。歌に詠まれる「やえむぐら」はこの草だという説もあるようです。
雌雄異株で、写真のものは雄花です。雌花はこちら♪
熱帯アジアに自生するものだそうですが、日本でも至る所...大抵は荒れた空き地のフェンスなどに絡んでいます。
藪を枯らして繁殖することから「ヤブガラシ」「ビンボウカズラ」はこれが茂ると他の植物を枯らし山林が荒れて家が貧乏になるからだそうです。
本州、四国、九州、小笠原諸島分布する多年草です。路傍、空き地、荒れ地、畑地...兎に角至る所に生えます。よって、農耕地では防除が大変な植物ですが、一方では古くから食用、薬用に用いられてきた有用植物でもあります。民間薬としては、生葉を虫刺されや傷の血止めにします。
漢方では葉を「艾葉(がいよう)」と呼び、鎮痛、強壮、止血などに用います。また、歯の裏の毛からお灸に使うモグサを作ります。
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