極小さい花の2ページ目です。
コニシキソウ(小錦草)
トウダイグサ科ニシキソウ属
2003.9 生駒郡・平群町
オオニシキソウ
トウダイグサ科ニシキソウ属
2003.9 奈良市
チチコグサモドキ(ウラジロチチコグサ)
キク科ハハコグサ属
2003.9 生駒郡・平群町
ヨモギ(蓬)
キク科ヨモギ属
2003.9 生駒市
ヒメムカシヨモギ(姫昔蓬)
キク科ムカシヨモギ属
2003.8 磯城郡・川西町
2003.9 生駒市
北米原産の1年草です。1887年頃に日本に入ってきたもので、今では全国の畑地や路傍などに普通に見られます。
「ニシキソウ」という在来種があって、それに似て小型なので「小錦草」です。
錦草との違いは、葉っぱの中央に暗紫色の斑点があること。
北米原産の帰化植物で、主に都会の路端に野生化しています。
茎が赤く葉が緑で美しいから「錦草」と呼ばれている日本古来の植物があって、それの大きいのだから、オオニシキソウ。
あまり、美しいとは思えないのですが...。
熱帯アメリカ産の帰化植物で、各地の路傍に生える多年草です。
在来種のチチコグサは、もっと葉が細く、茎が分枝しません。
ハハコグサに対して、似ているからチチコグサと名付けられたもので、このチチコグサモドキは更にそのチチコグサに似て非なるものという意味です。
本州、四国、九州、小笠原諸島分布する多年草です。路傍、空き地、荒れ地、畑地...兎に角至る所に生えます。よって、農耕地では防除が大変な植物ですが、一方では古くから食用、薬用に用いられてきた有用植物でもあります。民間薬としては、生葉を虫刺されや傷の血止めにします。
漢方では葉を「艾葉(がいよう)」と呼び、鎮痛、強壮、止血などに用います。また、歯の裏の毛からお灸に使うモグサを作ります。
明治時代初期に渡来した北米原産の大型帰化植物で、全国の空き地や荒れ地、路傍などに見られる1年草です。
同属の「ムカシヨモギ」より花が小さいことから付いた名前で、メイジソウ(明治草)、ゴイシングサ(御維新草)という別名や、テツドウグサ(鉄道草)という別名もあるそうです。
アレチノギクと似ていますが、こちらの方が茎にびっしり葉が付いていること、全体の色が濃いことで区別出来ます。
カミエビ(アオツヅラフジ)(チンチンカズラ、ピンピンカズラ)
ツヅラフジ科アオツヅラフジ属
2003.9 信貴山
アレチウリ(荒地瓜)
ウリ科アレチウリ属
2004.10 葛城市
アカネ(茜)
アカネ科アカネ属
2008.9 明日香村
何処の山野にでもある蔓性植物。
「カミ」は「神」のことで、「エビ」は「エビズル」に基づく...というのですが、「エビズル」は、ブドウ科の「エビカズラ」ともいう植物で、実をつぶしてその汁で薄い紫の染め物が出来ます。
この色を「エビ色」というのです。
北アメリカ原産の帰化植物です。
荒れ地に生える瓜...だそうですが、確かにウリ科なんですけど、実は瓜とは似ても似つかない、イガイガです。
このように長い花軸に咲くのは雄花だそうです。
雌花は、短い花軸で、もう少し緑っぽいものです。
クリックした写真の、イガイガの実の左側に写っているのがそうです。
アジアの温帯に広く分布し、日本では本州、四国、九州に生育するツル性の多年草です。根を染色に使い、茜色に染まります。しかし、掘り上げたばかりの根は黄橙色の太いひげ根状で、赤くはありません。空気に触れて乾燥すると赤黄色に変化し、この色から「アカネ(赤根)」という名が付きました。
漢方では「茜草根(セイソウコン)」といい、利尿、止血、解熱、強壮などの薬用とします。
茎は四角で、逆向きの棘があるためざらつき、ハート形の4枚の葉を輪生するように見えます。本物の葉はこの内の2枚で、あとの2枚は托葉が変化したものです。
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