キクとアザミの花、およびそれに似た花のグループです。
今のところキク科ばかりですが...。
アレチノギク
キク科イズハハコ属
2003.8 磯城郡川西町
ノボロギク
キク科キオン属
2003.9 明日香村
ベニバナボロギク
キク科ベニバラボロギク属
2003.9 明日香村
ハバヤマボクチ(ハバ山火口)
キク科ヤマボクチ属
2004.8 霧ヶ峰
南アメリカ原産で、1890年頃に渡来し全国に広がった1年草です。路傍や空き地に非常に多く蔓延っていましたが、最近では後から渡来した「オオアレチノギク」に押されて、減少してきているそうです。
違いは、オオアレチノギクが1〜2mになるのに対して、30〜60cmと小型なこと、頭花(舌状花の集まり)が黄色みを帯びていることで区別出来ます。
ヨーロッパ原産で、1870年頃に渡来した1年草です。日本各地の畑地や路傍に普通に見られ、畑地や果樹園などの雑草となります。
襤褸菊という同属の山野に生えるものに似て、野に生えるので「ノボロギク」です。同属の「襤褸菊(ボロギク)=サワギク」は、頭花が集まった様子を、ぼろ切れに喩えて名付けられたそうです。
花の時期は5〜8月ですが、暖地では1年中花をつけます。
アフリカ原産の1年草で、第二次大戦後まもなく福岡県で見つかったそうです。牧野図鑑にはこの花は載っていません。数年で九州、四国、近畿地方に広がり、現在では関東以西に分布し、山野の伐採地や山焼きの後に群生するそうです。
紅色の花の襤褸菊ということで付けられた名前ですが、ボロギクはキオン属、これはベニバラボロギク属と別の仲間です。柔らかく、食用になるそうです。
福島県以南の本州、四国、九州の日当たりのよい山地に生える多年草です。
草丈は1〜2mの大きなもの。
「ハバ山」というのは草刈り用の山上の土地のことで、そういう場所に生える、「ボクチ:火口」という意味です。
葉の白い毛を火口に利用するので、こういう名前が付いたのだとか。
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