房、猫や虎のしっぽに例えられるような形、あるいは丸く固まって咲くものなどです。
シソ科のものや豆の花にも、このような咲き方が多いのですが、マメ科の仲間は、
何色か迷うような色は少ないようで、今のところ画像はありません。
ビワ(枇杷)
バラ科ビワ属
2004.2 奈良市
チャイニーズ・ホーリー(ヒイラギモチ、ヒイラギモドキ)
モチノキ科モチノキ属
2003.4 生駒市
クリ(栗)
ブナ科クリ属
2004.5 奈良県・巨勢路
クサギ
クマツヅラ科クサギ属
2003.9 生駒郡平群町
ヤツデ(八つ手)
ウコギ科ヤツデ属
2003.11 奈良市
四国や九州には野生のものもあるそうですが、通常は果樹として栽培されています。常緑の高木で、秋の終わりから冬にかけて花をつけ、翌年の夏に実が熟します。
花は白いのですが、花柄や萼が茶色のふわふわした毛で覆われているため、高い枝に咲いた花は茶色っぽく見えます。
漢名の「枇杷」の音読みで、楽器の「琵琶」に似ているからとされていますが、実の形なのか、葉の形なのかははっきりしません。
中国・朝鮮半島南部が原産です。
真っ赤な実がなって、セイヨウヒイラギ同様、クリスマスの飾りとして使われます。
普通、クリスマスの飾りは「ヒイラギ」と呼んでいますが、「ヒイラギ:柊」はモチノキ科のもので、葉は似ていますが、赤い実はなりません。
節分に、鰯の頭を刺す、あれです。
北海道南部から九州に分布し、低山地に生育する落葉高木です。
果実の色が黒いから「黒実(クロミ)」が「クリ」になったそうで、「栗」という漢字を当てますが、漢名の「栗」は中国産の別種、「アマグリ」のことです。
初夏に甘い香りの花をつけます。植物名をクリックして出てくるマクロ写真は、雄花の房で、雌花の房は写真の中でフサフサしていない方です。
日本、中国、朝鮮半島、台湾に広く分布する落葉樹です。
花は白で、ピンク色に見えるのは萼です。
木全体、特に葉の腺毛という毛に臭気があることから付いた名前だとか。
実は丸くて熟すと藍色になり、染料に使われることもあるそうです。
日本固有種で、東北地方南部以南に分布する常緑低木です。日陰でも良く育ち丈夫なので庭木として植えられます。
花は秋の終わりに球状に咲き、これに丸い実が付きます。ただ今我が家の庭にも実生苗が成育中ですが、場所が悪いので、近いうちに撤去しようと思ってます。
葉っぱの形が手のひらのようで8枚に別れているのだと思いこんでいましたが、違うようです。単に手の形に多く切れ込む事を「8」という数字で表現したものだそうで。
アカメガシワ(赤芽槲)
トウダイグサ科アカメガシワ属
2004.6 鎌倉市
ナンキンハゼ
トウダイグサ科
2003.6 生駒市
ジンチョウゲ(沈丁花)
ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属
2003.3 生駒市
タカネシュロソウ(高嶺棕櫚草)
ユリ科シュロソウ属
2004.8 霧ヶ峰
ワレモコウ(吾木香、吾亦紅)
バラ科ワレモコウ属
2004.8 霧ヶ峰
秋田県以南の本州、四国、九州、南西諸島に分布する落葉高木です。
若葉が鮮紅色で美しいことから、ゴサイバは昔この葉に食物を載せたことから「五菜葉」だそうです。
雌雄異種で、この写真のものは雄花です。
葉、種子、樹皮を染料にするほか、民間薬としても用いられたそうです。
台湾・中国原産の落葉高木。
公園や街路樹に植えられていて、真っ赤に紅葉するのが綺麗な木です。
中国産だから「ナンキン:南京」で、ハゼは、実が爆ぜるからだと思っていましたが、実から蝋を採るので、同じように蝋を採る「ハゼノキ」に例えたものなのだそうです。
中国原産の常緑低木です。
花の香りが良く早春に開花すると、かなり遠くからでも分かります。
ネコは東京で育ったのですが、東京ではこの「ジンチョウゲ」がよく庭に植えられています。
ちょうど関西の「キンモクセイ」のように。
花の名前も「沈香」と「丁字」の香りに喩えてつけられたものです。
このように、外側が紅紫で内側が白のものが普通ですが、真っ白な花のものもあります。
北海道、本州の近畿地方以北に分布する「シュロソウ」という多年草の高山型です。
古い葉が腐って、シュロの葉のような黒褐色の繊維が茎の根元の方に付く事から、「棕櫚草」で「タカネ」は高山に咲くからだそうです。
7〜8月にチョコレート色の花をつけます。遊歩道から遠いところに咲いていたので、写真では花の形がはっきりしませんが、花びらの先が内側に曲がるのが特徴です。
北海道から九州に分布し、日の当たる草原や湿地に生育する多年草です。
秋の七草ではありませんが、ススキやオミナエシと同様に、秋の代表的な草花とされています。
和名の由来ははっきり分かっていません。
漢方では根茎を「地楡(ちゆ)」といって、止血や収斂効果があるとされています。
ヒヨドリバナ(鵯花)
キク科
2004.8 霧ヶ峰
サワヒヨドリ(沢鵯)
キク科
2004.9 生駒市
ボーンセット
キク科
2004.8 蓼科・バラクライングリッシュガーデン
フジバカマ
キク科
2003.11宝塚ガーデンフィールズ
ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)(クルマバヒヨドリ)
キク科
2004.8 霧ヶ峰
キク科ヒヨドリバナ属。日の当たる草原に生えます。
ヒヨドリの良くなく頃に咲くから「ヒヨドリバナ」という説があるそうですが、定かではないらしいです。
花は、白から薄紫...ピンクにも見えます。
これもヒヨドリバナ属。日の当たる草地にも生えますが、沢など湿ったところにも生えるので、ヒヨドリバナに似て、沢に生えるから、サワヒヨドリ。
写真のは、用水路のような川縁で咲いていたものです。
ヒヨドリバナとの違いは、葉っぱがずっと細いこと。
花も小さいです。
これもヒヨドリバナの仲間。
何色?と聞かれてはっきり答えられないような色をしていました。
ヘンプ・アグリモニーと呼ばれる、ヨーロッパで古くから使われてきた薬草です。
発熱性の風邪や関節炎に処方されたそうです。
このボーンセットは、北米原産で、北米の家庭の標準的常備薬といったところらしいです。
秋の七草の一つとして知られていますが、奈良時代に中国から来た帰化植物らしいです。
現在は庭などに植えられているのがほとんどで、野生のものは、少なくなってしまったそうです。
これがキク科と言われると、意外な感じがしますが、ヒヨドリバナ属で、「ヒヨドリバナ」「サワヒヨドリ」の仲間です。
これは、ヒヨドリバナの仲間で山地に生えるものです。
葉が輪生するので、この名が付いています。
房咲きの2ページ目へ キク系の花へ