花びらの形が揃っていて、中くらいの花のグループです。
基準は、一輪挿しに3〜5輪の花で丁度良いもの...アバウトですが。
サクランボ(桜桃)
バラ科
2004.3 生駒市
バイカウツギ(梅花空木)
ユキノシタ科
2003.5 鎌倉市・海蔵寺
ギンパイソウ(銀杯草)
ナス科
2004.5 奈良県・巨勢路
シラユキゲシ
ケシ科
2004.5 浜名湖花博
バラザキシュウメイギク
キンポウゲ科
2001.10 柳生街道・円成寺
果樹です。
もちろんサクランボのみがなるのです。
これはネコの家で鉢植えで育てているもので、購入した翌年の春、花を付けました。
解説「うつぎ」をご覧下さい。 南米チリ辺りを原産地とする宿根草です。
蔓性の根茎を伸ばして増え、冬の寒さには強いのですが、高温と乾燥には弱いそうです。
日の当たる湿った場所が生育適所で、どんどん増えますが、密生しすぎると枯れることがあります。
白い花を銀の杯に見立てて付いた名前です。
花博の出品花ですから、当然園芸品種。詳細は不明です。
ところで、この写真花のアップです。
葉っぱと一緒に撮ったのは失敗。(^_^;)
で...葉っぱはこんなのです。
園芸店ではシュウメイギクとして売られていることが多いようですが、実は、シュウメイギクと、外国産のものとの雑種が園芸品種として伝わったもので、花びらに見える「萼片」がシュウメイギクと違って広いので、「バラザキ」と言うようです。普通は白ですが、ピンク色のもあります。
キイチゴ(木苺、モミジイチゴ)
バラ科
2004.4 大和小泉
ノイバラ(野茨、野薔薇)
バラ科
2003.5 橿原市
クサイチゴ(草苺)
バラ科
2004.4 京都府・当尾
ワイルドストロベリー
バラ科
2004.4 宝塚ガーデンフィールズ
クレマチス・アーマンディー
キンポウゲ科
2007.3 宝塚ガーデンフィールズ
本州、四国、九州と分布域は広いですが、最も多いのは中部地方以北の明るい林や路傍です。
「キイチゴ属のモミジイチゴ」の方が、正式名称のようですが、実が甘いので、栽培されることも多く、キイチゴ属の代表のようになって、一般にキイチゴと言えばこれ、というようになっています。
モミジイチゴは、葉っぱの形からついた名前です。
日本全国何処でも見られる野生の薔薇です。
花は直径2cmほどですが、香りが良く、蜜も多いそうで、蜂や虫たちが沢山群がっているのがよく見られます。
実は漢方で「営実(えいじつ)」と呼ばれ、瀉下(しゃげ)、利尿効果があるそうです。
室町時代には、ノイバラの実付きの枝が松と共に正月に生けられたそうで、不老長寿の祝意を表すとか。
草に見えるので、草のキイチゴという意味の「クサイチゴ」なのですが、実際は30〜60cmほどの小さな落葉樹です。
岩手県以南の平地の路傍や林縁、土手などに自生します。
2月から4月末くらいに花を付け、初夏に赤い実を付けます。
甘味は少ないけれどジューシーで美味しいそうです。
ヨーロッパクサイチゴとも言われ、食用のイチゴの原種とも言えるものです。
実は小さいですが、味は良く、ケーキやパイに入れたり、ジャムにするなどの他、つぶしてパック剤にすると、美白効果があるとか。
生葉、または乾燥葉のティーは、利尿効果や健胃作用があるそうです。
普通クレマチスは落葉ですが、これは常緑の蔓性で、あまり手入れの要らないものだそうです。
これは中国原産のもので、日本のテッセンに比べて葉っぱは細くて笹の葉型をしています。
花びらのように見えるのは、実は萼片です。
ニリンソウ(ガショウソウ:鵝掌草)
キンポウゲ科
2004.5 浜名湖花博
リキュウバイ(利休梅、梅花下野、丸葉柳桜)
バラ科
2004.4 明日香村
ニチニチソウ(ビンカ、ニチニチカ)
キョウチクトウ科
2004.6 生駒市
チオノドクサ
ユリ科
2003.3 生駒市
宿根フロックス(クサキョウチクトウ、オイランソウ)
ハナシノブ科
2002.6 生駒市
日本中の林や林縁に見られる、早春の花です。
よく似た花が1輪咲く「イチリンソウ」に対して、2輪咲くので「ニリンソウ」です。
山野草として人気の花なので、園芸店でもよく売られています。
これは、花博に出品されていた物ですが。
この花の咲いていた所にいらした方から、「利休梅」だとお聞きしたのですが、詳しいことは分かりません。
良く参考にさせて頂いている、群馬大学の「植物園へようこそ!」というサイトにも、梅花下野などの別名と学名が載っていただけで、どういう由来の花かは載っていませんでした。
西インド原産の一年草です。
真夏の花壇の定番。
毎日新しい花に咲き代わるので、ニチニチソウとか、ニチニチカと呼ばれていますが、最近は学名を呼び名にするのが流行っているので、「Vinca rosa」からとった、「ビンカ」という名前で園芸店に列ぶことが多くなりました。
これは白花ですが、濃いピンクの花が一般的です。
トルコ辺りの高山帯に自生する花で、ギリシャ語の「チオノ=雪」と「ドクサ=栄光」から付けられた名前だそうです。
雪の残るような所で咲き出すほど、寒さに強い小さな花です。
写真のは白花種ですが、青い花の方が多いかもしれません。
シラーの仲間なので、交雑した園芸種が色々作られているようです。
フロックスの仲間は、1年草のものも園芸用に沢山出回っていますが、これは北米原産の多年草です。
花がキョウチクトウに似ているので、「クサキョウチクトウ」だそうですが、「オイランソウ」の由来は、はっきりしません。
高さが1m位になって、初夏から秋口まで咲き続ける丈夫な花ですが、「日当たりと排水の良いところを好む」と園芸の本に書いてあるように、ネコは最初これを、コニファーの下植にして失敗しました。
赤紫の花もあります。
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