シソ科の花と、それによく似た花のページです。
シソ科の植物でなくても、イメージが似ていれば「シソ」グループに入れています。
アカンサス(葉薊)
キツネノマゴ科ハアザミ属
2003.6 生駒市
ハナトラノオ
シソ科
2004.8 蓼科・バラクライングリッシュガーデン
シソ(アオジソ)
シソ科シソ属
2003.9 生駒郡平群町
オレガノ・アマラスク
シソ科ハナハッカ属
2003.6 生駒市
タツナミソウ(立浪草)
シソ科タツナミソウ属
2004.5 浜名湖花博
地中海沿岸が原産地の多年草です。葉の形が、ギリシャのコリント様式建築の柱飾のモチーフとして有名だそうです。
ギリシャ語の「アカントス=棘」からきていて、葉っぱや茎に棘があるものもあります。これは棘はありませんが葉の先は尖ってチクチクします。
5〜6月に1m位になる花穂を出し大きな花を咲かせます。
とても、「キツネノマゴ」の仲間とは思えない!!
北アメリカ東部原産の多年草。
観賞用に栽培されています。
茎が四角く、かなり大きな薄紫や白の花を咲かせます。
「トラノオ」というのが付いた花は、沢山あって、「イブキトラノオ」「ノジトラノオ」「ヤマルリトラノオ」これらはすべて別の科の植物です。
房状になっているものに「虎の尾」と付けたからでしょう。
シソ科の科名の元になっているシソです。
原産地は中国で、「シソ」の名は漢名の「紫蘇」から来たものです。
葉が緑色の青ジソと、チョコレート色の赤ジソがあり、これは、アオジソの方で、赤ジソが紫の花なのと違い、白い花です。
どちらも葉を薬味や料理に、
花穂も刺身のつまや佃煮に、そして実も佃煮などに使い、全草お役立ちのハーブです。
ギリシャからオリエントに分布するもので、花オレガノと呼ばれ、観賞用やドライフラワー、ポプリに使われます。
鱗状のヒラヒラは、苞葉で、花はその内側に、シソ科らしい形のが入っています。
野生のタツナミソウは、福島県以南の本州、四国、九州に分布し、路傍の草むらや林縁などに生える多年草です。5〜6月に紫色の花を付けると図鑑には書いてあります。で、これは白花です。野生に白花があるとは図鑑には書かれていません。おそらく、山野草ブームで作り出された園芸品種なのでしょう。
花の咲き方が泡立つ並を連想させることから、「立浪草」だそうです。
シロバナサギゴケ
ゴマノハグサ科サギゴケ属
2004.5 浜名湖花博
キツネノマゴ
キツネノマゴ科キツネノマゴ属
2003.10 奈良県・十三峠
サルビア
シソ科サルビア属
2004.10 大阪・中之島
ヒキオコシ(エンメイソウ)
シソ科ヤマハッカ属
2004.10 京都府立植物園
ムラサキサギゴケの白花品種です。こちらを「サギシバ」とか「サギゴケ」と呼び、紫花のものを「ムラサキサギゴケ」と呼ぶとか、両者を併せたものを「サギゴケ」と呼ぶとか、色々のようです。 東アジアから南アジアに広く分布する1年草で、日本では北海道以外なら何処にでも見られるものです。
花が子狐の顔に似ているから、とも言われますが、名前の由来ははっきりしていません。
これは白色ですが、ピンク色のものの方が多いようです。
普通に栽培されているサルビアです。
ブラジル原産で、原産地では小低木...つまり「木」ですが、日本では冬が越せないので、1年草として栽培されています。
一番普通に植えられている赤のものは、牧野図鑑には「緋衣草」という名前で載っています。
近年は、このような白やといった、変わった色に人気が出てきているようです。
山野に生える多年草で、草丈は60〜100cmとかなり大型ですが、花は5mmくらいの小さなものです。
生薬として延命草という名を持ち、起死回生の効果があるから、「引き起こし」だそうです。
同属にインドネシア原産の「スープミント」というハーブがあり、メキシコなどでは肉や魚料理の香味料として使われます。
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