登場人物紹介

三侠 五義 宋朝官 女侠 その他義侠 悪役
1〜3登場人物 4〜6登場人物

狸猫換太子、包公断案と南侠献技

●真宗
 宋朝の第三代皇帝趙恒(ちょう・こう、在位997〜1022)。仁宗の父。太宗の息子
 本編では、周りの意見に操作される頼りないおっさん。
 歴史上では、1004年に遼(契丹)と「せんえんの盟」(要するに「金で平和を買います。」って今の日本みたいな条約)を結んだ皇帝です。

●玉宸宮李妃(ぎょうくしんきゅうりひ)
 真宗の寵妃。仁宗の生母。元々は劉妃の女官だったらしい。
 劉妃より先に男児を出産した為に陥れられ、その上命まで狙われるが、忠臣の働きで九死に一生を得る。
●金華宮劉妃(きんかきゅうりゅうひ)
 真宗の寵妃。後に皇后となる。
 本編では、李妃を陥れたり、嬰児の仁宗を殺そうとしたり、エゲツない悪女として書かれているが、実際はそうでもなかったらしい。仁宗幼少の頃は親政を行っていた。

●郭槐(かくかい/グオ・ファイ)
 劉妃付きの太監(宦官)。劉妃の右腕となってその陰謀に加担する。

●寇珠(こうじゅ/コウ・ヂュ)
 劉妃付きの忠義心ある女官。嬰児の仁宗を助けた為に、劉妃に責められ、無惨な最期を遂げる。

●陳林(ちんりん/チェン・リン)
 嬰児の仁宗を助けた義侠心ある宮中の太監。

●八千歳
 太宗の第八子(真宗の弟)、周王趙元儼(ちょう・げんげん)の事。幼時から奇才あって、太宗に最も愛された。長じては剛毅厳正、威望天下に高かった。

●秦鳳(しんほう/チン・フォン)
 冷宮の太監(宦官)。李妃を助けるが、郭槐に放火されて焼死する。

●余忠(よちゅう/ユ・ヂョン)
 李妃に瓜二つの冷宮の女中(別の本では若い太監)。李妃の身代わりになって死ぬ。

(ほういく/パン・ユー)
 太師の息子で、安楽侯。陳州の難民救済の命を受けて派遣されるが、婦女を攫って手込めにしたり、庭園を造営したりと好き勝手し、訴えられる。竜頭の露となる。

●項福(こうふく)
 の家来。包拯暗殺の刺客に選ばれる。昔、白玉堂の兄、白金堂に助けてもらった事がある。狗頭の露となる。

●苗秀(びょうしゅう)
 安平鎮に住む高利貸。息子の苗恒義(びょうこうぎ)が太守の蒋完(しょうかん)の側近であるのを笠に着て、人々を苦しめているのを知った展昭と白玉堂に、盗みに入られる。

●範宗華(はんそうか)
 草州橋の保長で、秦鳳の下男の息子。難を逃れた李妃の面倒を、それとなくみていた親切だが、非常にボケたしゃべりをする男。

●周増(しゅうぞう)
 杭州に住む老人。茶楼を経営していたが、娘婿の鄭新(ていしん)に店を乗っ取られ、死のうとした所を丁ちょうけいに助けられる。


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