花びらの形が揃っていて、大きい花のグループです。
メニューページにも書きましたが、一応の基準は、1輪差しに1輪か2輪で十分見栄えのするもの。
中には、一輪挿しに入れると、ひっくり返るくらいのものもあります。(笑)
写真の撮り方によっては大きく見えないものもあるのですが、
この形の花で上に書いたような大きさの花だと思って頂ければ...。
花びらと言っても、もちろん見た目ですから植物学上の「花弁」には限っていません。
八重咲き種は、このグループの中にあります。
モクレン(木蓮)
(モクレンゲ、シモクレン)
モクレン科
2004.4 奈良市
ブルー・ハイビスカス
アオイ科
2004.4 京都フラワーセンター
アネモネ
(ボタンイチゲ、ハナイチゲ)キンポウゲ科
2003.4 生駒市
ストケシア
キク科
2004.8 蓼科・バラクライングリッシュガーデン
マツムシソウ(松虫草)
マツムシソウ科
2004.8 霧ヶ峰
原産地は中国。
「木蘭」という漢名の音から来た名前らしいが、木蘭は別種で、モクレンの漢名は、辛夷、木筆...だそうです。
ところで、「辛夷」という字は、一般に「コブシ」に当てられていますが、これが「モクレン」の漢名だとすると、
「コブシ」の漢字表記も間違いということになりますね。
どうも、植物の名前は、混乱が多いようで...。
白い花の咲く、ハクモクレンは、モクレンの白花ではないそうです。
園芸品種です。
普通のハイビスカスより、葉っぱが薄く小さく、色も薄くて、細かく切れ目が入っています。
北半球に広く分布する仲間で、日本にも自生種があります。園芸品種としては、地中海沿岸原産の球根で増えるタイプが一般的です。
写真のものは、「コロナリア」という品種です。
花色はこの他にも赤、白などがあります。
また、八重咲きや菊の花のようなものもあります。
北米南部の暖地に自生する多年草です。
耐寒性は強く、日当たりの良いところでも日陰でも育つので、花壇植にはもってこいの花です。
これは紫のかなり大輪の花でしたが、白やピンクもあり、ネコの分類では、中くらいの花に入れた方が良いような園芸種もあります。
全国の山地の日当たりの良い草原に生育します。
松虫の鳴く頃に咲くのでマツムシソウとか、果実の形が仏具の松虫鉦に似ているからとか、色々説があるそうですが...。
クレマチス
キンポウゲ科
2002.5 生駒市
クレマチス
キンポウゲ科
2003.5 生駒市
クレマチス・インテグリフォリア
キンポウゲ科
2002.8 英国
トケイソウ
トケイソウ科
2003.7 東京都
スイレン(熱帯種)
スイレン科
2002.8 ロンドン、キュー・ガーデン温室
テッセンは江戸時代に中国から渡来した物ですが、同じ仲間でクレマチスと呼ばれるのはヨーロッパ原産の物。クレマチスは学名をそのまま付けた名です。
これは、垣根などに絡める、園芸品種。
品種名は分かりません。
白い花のものもあります。
左のと同じ園芸品種の色違いです。
これも品種名は不明です。
最近日本でも出回るようになった、ヨーロッパの園芸品種です。
花びらの数が4枚と少ないのが特徴。
ブラジル原産。形が時計に似ているから、ということですが、園芸品種として随分色々な形のものが出て、これも時計?状態です。 睡蓮は漢名で、和名はヒツジグサ、未の刻、午後2時頃に咲くから..実際咲く時間は一定してないようです。
これは熱帯の品種なので、何時咲くかは?
ノボタン
ノボタン科
2001.11 京都市
ムギセンノウ(麦仙翁)(アグロステンマ、麦撫子)
ナデシコ科
2004.5 浜名湖花博
キキョウ(桔梗)
キキョウ科
2004.6 鎌倉市・長谷観音
クリスマスローズ(ヘラボレス)
キンポウゲ科
2003.3 生駒市
木槿・八重咲き
アオイ科
2004.9 生駒群・平群町
琉球名の野牡丹から来ている名前。
これは園芸品種です。
常緑低木に分類されます。
ヨーロッパ原産の1年草です。
「麦」は細い葉っぱを麦の葉に見立てたもので、「仙翁」は同じナデシコ科の花なのですが、図鑑で見ると、似てないのです。この花の名の由来は、京都の嵯峨野・仙翁寺にあったからだそうです。
麦撫子という別名の方が、似ているような気もします。
最近、園芸店では学名の「アグロステンマ」で売られていることが多いようです。
各地の山地の日当たりの良い草原に自生しますが、園芸品種としても人気です。
開花直前の蕾は、写真の咲いている花の後ろに写っているように、風船のようにふくらんで可愛いです。
古名は「アリノヒフキ」といい、蟻が花を咬むと、蟻酸によって赤くなることからそう呼ばれたそうです。
万葉集で詠まれる「アサガオ」は、この花のことだとも言われています。
日陰が大好きな花で、ネコの家では桂の木の下に地植にしたものが、大きな株に育ち、実生苗もあちこちに出ています。
クリスマスローズと呼ばれていますが、本当にクリスマスに咲くのは、「ニガー」という白花種で、これは「オリエンタリス」という色の種類が多い品種の、ワインカラーのものです。
混合苗というのを購入したのですが、育ったのはこの色だけでした。花は2月以降に咲きます。
中国やインドが原産地で、庭木としてポピュラーなものです。
園芸品種で、これはピンクの八重咲き種。2004年のムクゲは、少し紫がかったピンクでした。
ピンクで中心が赤いものや、もあります。
芙蓉と似ていますが、葉っぱの形が芙蓉のように広がった手のような形でなく、細いというところが違います。
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