メニューの所に書いたように花びらの形が揃っていて、大きい花のグループです。
一応の基準は、大きいものは1輪差しに1輪か2輪で十分見栄えのするもの。
写真の撮り方によっては大きく見えないものもあるのですが、
この形の花で上に書いたような大きさの花だと思って頂ければ...。
花びらと言っても、もちろん見た目ですから植物学上の「花弁」には限っていません。
例えば...ハナミズキ、花の名前をクリックすると、実際の花が見られます。
八重咲き種は、このグループの中にあります。
アメリカフヨウ(クサフヨウ)
アオイ科フヨウ属
2003.6 浜北市
フヨウ(芙蓉)
アオイ科フヨウ属
2002.7 東京都・延命院
ハイビスカス(ブッソウゲ:扶桑花)
アオイ科フヨウ属
2004.4 京都フラワーセンター
モミジアオイ
アオイ科フヨウ属
2004.8 奈良県・葛城古道
アブティロン・ドゥワーフレッド(園芸種)
アオイ科アブティロン属
2004.5 浜名湖花博
北アメリカ原産の、多年生草本。
ハイビスカスや芙蓉と似ていますが、これは木でなく草です。
葉っぱの形はハイビスカスに似ていますが、もっと柔らかく薄いところが違います。
雌しべはハイビスカスのように長くなく、芙蓉に比べると、先が細く分かれています。
中国原産の落葉低木。
明るいピンクの花が多く、朝開いて1日で萎んでしまいます。
白い花のものや、ピンクの八重咲き、「酔芙蓉」という、八重咲きで咲き始めと夕方とで色が変化するもの等があります。
「木芙蓉」というのが、漢名で日本名の芙蓉はその略したものだそうです。
南国の花というイメージですが、原産地は中国。
日本名は漢名の「扶桑」に「花」を付けた「扶桑花」の音読みがなまったもの。
常緑の低木ですが寒さに弱いので、越冬するには暖かい室内でないと無理です。これも温室で撮ったものです。
北アメリカ原産で、明治初期に観賞用として入ってきた、多年生草本です。
他のアオイ科の花と比べると、花びらが細くて、バラバラに広がった感じがします。
葉っぱも同様に、細く紅葉型に広がっているのが、名前の由来です。
アオイ科アブティロン属の園芸品種です。
常緑低木...ということで、木です。
同属に、「ウキツリボク」という和名を持った花がありますが、全く似てません。
最近タキイのカタログにも、白、ピンク、黄色など、色々な品種が載っています。
半日陰でも育つ草ですが、寒さには弱いようで、多分、南米あたりが原産でしょう...多分ですが。
ムクゲ(木槿)(ハチス、キハチス)
アオイ科フヨウ属
2003.8 生駒市
木槿・八重咲き
アオイ科フヨウ属
2003.8 生駒市
タチアオイ(立葵)(花葵)
アオイ科
2003.6 奈良市
ハナミズキ(アメリカヤマボウシ)
ミズキ科ミズキ属
2004.4 生駒市
シデコブシ(ヒメコブシ、ベニコブシ)
モクレン科モクレン属
2004.3 明日香村
中国やインドが原産地で、庭木としてポピュラーなものです。
園芸品種で、色もこのようにピンクで中心が赤いものばかりでなく、もあります。
芙蓉と似ていますが、葉っぱの形が芙蓉のように広がった手のような形でなく、細いというところが違います。
これは、おなじムクゲの八重咲き種です。 花の付いた茎が真っ直ぐに立つから「立葵」だそうです。
2年生の草本で、これはワインレッドのような赤ですが、ピンクや白もあるそうです。
昔は「葵」というとこの花を指すというくらいポピュラーなものだったようですが、今は葵の仲間も種類が増えて...。
北アメリカ原産で、1921年に日本からワシントンに贈った桜の木のお礼として届けられたものが、各地に広まったそうです。
今では、公園、街路樹、庭木として人気の花ですが、花びらのように見えるピンクのは「総苞」という、花の付け根にある葉っぱの一種です。
で、花は...アップ写真をご覧下さい。
これはピンクですが、白花もあります。
中国原産の庭木ですが、入ってきた時期はかなり古く、野生化しているものもあるらしいです。
「幣拳」と書くのが正しいというのが牧野博士のご意見で、細い花びらが散開した様子を、「幣(しで)」に例えた、ということのようです。
これはピンクですが、白い花の方が一般的です。
シャクヤク(芍薬)
ボタン科ボタン属
2002.5 生駒市
ハス(古代蓮)
スイレン科ハス属
2002.6 奈良市・喜光寺
クレマチス
キンポウゲ科クレマチス属
2003.5 生駒市
ムギセンノウ(麦仙翁)(アグロステンマ、麦撫子)
ナデシコ科アグロステンマ属
2004.5 浜名湖花博
ノボタン
ノボタン科ノボタン属
2001.11 京都市
「立てば芍薬」のシャクヤクです。
中国原産で、古い時代に日本に渡ってきて、観賞用に植えられている多年草です。
相方の「座れば牡丹」の牡丹は、落葉低木、つまりこちらは木です。
牡丹と芍薬の違いは、この、「草か木か」ということなのですが、見た目の違いは、葉っぱの形。
切れ込みのあるのが牡丹、無いのが芍薬です。
非常に古い時代に中国から入ってきたものだそうですが、原産国はインドのようです。
ハスという名前は、「ハチス」から来たもので、種の入った実の形が、蜂の巣に似ているからだとか。
写真のものも園芸品種ですが、現在はかなりの園芸品種が出ています。
根は、レンコンですから食べられますし、種も食べられるそうです。
垣根などに絡める、園芸品種。
品種名は分かりません。
ヨーロッパ原産の1年草です。
「麦」は細い葉っぱを麦の葉に見立てたもので、「仙翁」は同じナデシコ科の花なのですが、図鑑で見ると、似てないのです。この花の名の由来は、京都の嵯峨野・仙翁寺にあったからだそうです。
麦撫子という別名の方が、似ているような気もします。
最近、園芸店では学名の「アグロステンマ」で売られていることが多いようです。
琉球名の野牡丹から来ている名前。
これは園芸品種です。
常緑低木に分類されます。
大きい花の2ページ目へ 赤・ピンクのページメニューへ