花びらの形が揃っていて、大きい花のグループ1ページ目です。
一応の基準は、大きいものは1輪差しに1輪か2輪で十分見栄えのするもの。
ハクモクレン(白木蓮)
モクレン科モクレン属
2004.3 奈良市
コブシ(辛夷)
モクレン科モクレン属
2004.4 八幡市
シデコブシ(梓辛夷)
モクレン科モクレン属
2004.3 京都市
ハナミズキ(花水木)(アメリカヤマボウシ)
ミズキ科ミズキ属
2004.4 茨木市
ヤマボウシ
ミズキ科ミズキ属
2003.5 生駒市
2003.5 生駒市・圓證寺
中国原産で、観賞用の庭木として植えられます。
コブシと似ていますが、咲き終わりにならないと開ききることはないようです。
モクレンとは、よく似ていますが種が違うようです。
これは、園芸品種になっているものらしいので、違いが分からないくらい似ています。
日本中に自生する落葉高木ですが、公園樹や庭木としても、良く植えられています。
一般的には「辛夷」と書きますが、、これは漢名を誤用したもので、蕾が「拳(こぶし)」のようだから、「コブシ」というのが、牧野博士のご意見です。
モクレンとの違いは、花びらがバラバラに広がること、花の下側に1枚の葉を付けること。
中国原産の庭木ですが、入ってきた時期はかなり古く、野生化しているものもあるらしいです。
「幣拳」と書くのが正しいというのが牧野博士のご意見で、細い花びらが散開した様子を、「幣(しで)」に例えた、ということのようです。
ピンクの花もあります。
北アメリカ原産で、1921年に日本からワシントンに贈った桜の木のお礼として届けられたものが、各地に広まったそうです。
今では、公園、街路樹、庭木として人気の花ですが、花びらのように見える白のは「総苞」という、花の付け根にある葉っぱの一種です。
で、花は...アップ写真をご覧下さい。
これは白花種ですが、ピンクのものもあります。
こちらは、日本原産のハナミズキの仲間です。
もちろん庭木や公園樹としても植えられますが、やや湿った林の縁に多く見られます。
ハナミズキとの違いは、「総苞」の先端が尖っていることです。
これも花は、アップ画像をご覧下さい。
クレマチス
キンポウゲ科クレマチス属
2003.5 生駒市
クレマチス・八重(るりおこし)
キンポウゲ科クレマチス属
2004.5 浜名湖花博
オオヤマレンゲ(大山蓮華)(ミヤマレンゲ
モクレン科モクレン属
2004.5 生駒市・圓證寺
ウケザキオオヤマレンゲ(受咲大山蓮華)
モクレン科モクレン属
2004.5 生駒市・圓證寺
タイザンボク(泰山木)
モクレン科モクレン属
2003.6 奈良市
テッセンは江戸時代に中国から渡来した物ですが、同じ仲間でクレマチスと呼ばれるのはヨーロッパ原産の物。クレマチスは学名をそのまま付けた名です。
これは、垣根などに絡める、園芸品種。
品種名は分かりません。
白よりも青紫や赤紫の方が一般的です。
テッセンは江戸時代に中国から渡来した物ですが、同じ仲間でクレマチスと呼ばれるのはヨーロッパ原産の物。クレマチスは学名をそのまま付けた名です。
これは、花博に出品されていた、美しい八重咲きの白花で、名札がなければ「クレマチス」とは思わなかったでしょう。
一般的なクレマチスは、青や青紫です。
本州、四国、九州の山地に生える落葉低木ですが、庭木としても植えられます。
ややうつむき加減に咲く、上品な美しい花です。
大和の大峰山にあることから、「大山蓮華」という名が、深山に生えることから「深山蓮華」という名が付いているそうです。
ホオノキとオオヤマレンゲとの雑種とされている庭木です。
明治の初めに入ってきた北米原産の庭木です。常緑でかなり大きくなり、時には20mくらいにもなるとか...ネコの家の庭に植えてあるのですが、そんなに大きくなったらどうしよう...(^_^;)
花や葉が大きいのを賞賛して、「泰山木」とか、「大山木」とか呼ばれているらしいのです。
この何とも雄大な花、好きなんですけど...。
クチナシ(梔、梔子)
アカネ科クチナシ属
2003.6 橿原考古学研究所
ヤエクチナシ(八重梔子)(ガーデニア)
アカネ科クチナシ属
2003.6 橿原市・万葉ホール
ナツツバキ(シャラノキ)
ツバキ科ナツツバキ属
2003.6 大阪・石切
ハス(蓮)(乗県碧)
スイレン科ハス属
2002.6 奈良市・喜光寺
フヨウ(木芙蓉)
アオイ科フヨウ属
2004.9 明日香村
2004.10 向日市
静岡県以西の山地に自生するそうですが、庭木として植えられることが多いようです。
果実が熟しても割れないので「口無し」という説と、尖ったクチバシのようなものが付いた「梨」という意味で「口梨」という説があるようです。
実はオレンジ色で、センリョウや薬用に用います。
花は大変良い香りなのですが、「オオスカシバ」という巨大な青虫が食草にするので、油断すると丸坊主にされます。
梔子の八重咲きのもので、「花梔子」という呼び方もあるようです。
これは園芸用に改良された品種です。
各地の山中に生える落葉高木です。
「シャラノキ」という呼び方は、インドの「沙羅樹」と間違えた事によるのだそうですが、一般家庭より寺院などで植えられることが多いのは、この呼び名によるものと思われます。
一般家庭に多い「ヒメシャラ」はよく似た花を付けますが、ナツツバキの花の直径が5cm程なのに対して、半分くらいの大きさの花です。またナツツバキの花には、花びらの縁にギザギザの鋸歯があります。
非常に古い時代に中国から入ってきたものだそうですが、原産国はインドのようです。
ハスという名前は、「ハチス」から来たもので、種の入った実の形が、蜂の巣に似ているからだとか。
写真のものも園芸品種ですが、現在はかなりの園芸品種が出ています。
根は、レンコンですから食べられますし、種も食べられるそうです。
中国原産の落葉低木。
明るいピンクの花が多く、朝開いて1日で萎んでしまいます。
白い花のものや、「酔芙蓉」という、八重咲きで咲き始めと夕方とで色が変化するもの等があります。
「木芙蓉」というのが、漢名で日本名の芙蓉はその略したものだそうです。
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