その他の形の花2ページ目です。
シラン(紫蘭)
ラン科シラン属
2003.5 大阪府・竹之内街道
ハゲイトウ
ヒユ科アマランツス属
2004.9 奈良市
スイカズラ(ニンドウ)
スイカズラ科スイカズラ属
2004.5 浜北市
ジャーマンアイリス
アヤメ科アヤメ属
2004.5 浜北市
フェイジョア(アナナスガヤバ、パイナップルグァバ)
フトモモ科フェイジョア属
2003.6 橿原市
Photo by 風人さん
関東地方以西に分布し、渓流付近や川岸などに自生する多年草ですが、今や開発や乱獲で絶滅危惧種になっているようです。よって、見られるのはほとんどが栽培されているもの。
紫色の蘭で「紫蘭」ですが、どちらかというと赤紫ですね。
漢方では地下茎を止血、解毒などに用います。陶磁器の絵付けの糊の原料にもなるそうです。
シロバナシランというのもあります。
ハゲイトウは、花ではありません。
鶏頭のように、モコモコの花みたいなものも付けないのです。
が、ちゃんと花はあります。
アップ写真...雨粒がポツポツ落ちてきて、遠くで雷、という状況で撮影したので、余りよい写真ではないのですが。
北海道南部から南西諸島、朝鮮半島や台湾、中国と広く分布し、アメリカやヨーロッパにも帰化している蔓性の常緑樹です。
蜜が多く、昔は子供達が吸っていたので、「スイカズラ」という名が付いたそうで、ニンドウの方は、冬の間も萎れないので「忍冬」という漢名があり、これを採ったものだそうです。咲き始めは、このような淡いピンク色またはですが、受粉すると黄色に変化することから「キンギンカ(金銀花)」と呼ばれることもあるとか。
漢方では、茎と葉の乾燥品を利尿、止血などに用います。
オーストリア、ハンガリーなど原産のものと、地中海沿岸が原産のものなど多くの自生種から交配して作られた園芸品種です。
ビアディッド・アイリスともいわれ、花弁のところにひげ状の突起があるのが特徴です。沢山の花色が揃っていて、とても豪華で美しい品種です。
南アメリカの熱帯が原産の果樹です。
夏から秋に実がなり、パイナップルのような香りがするそうです。そのままでも、ジャムにしても美味しいとか。
フウリンブッソウゲ(風鈴仏桑花)
アオイ科フヨウ属
2004.10 京都府立植物園
ポインセチア(ショウジョウボク)
トウダイグサ科ユーフォルビア属
2004.2 大阪・咲くやこの花館
ハナキリン
トウダイグサ科ユーフォルビア属
2004.10 京都府立植物園
アンスリウム(ベニウチワ)
サトイモ科アンスリウム属
2004.2 大阪・咲くやこの花館
熱帯アフリカ原産の常緑低木なので、温室でないと育ちません。
これも植物園の温室にあったものです。
ハイビスカスの仲間で、花びらは5枚です。
5枚が細く裂けて、沢山の花びらに見えるのです。
で、ぶら下がってるのが、雄しべの筒。
この筒に花粉の出る「やく」がボソボソと付いています。
雌しべは、雄しべの筒の先から飛び出して、先が5つに割れています。
クリスマスの定番、ポインセチアです。
が、クリスマスに赤くするためには、9月くらいから遮光して夜を長くする、という処理をしなくてはなりません。
つまり、赤いポインセチアを買って、上手く翌年まで育てたとして(とても寒さに弱いので、玄関の外などに飾って寒風に当ててしまうと枯れます)次のクリスマスに赤くするのは至難の業です。
ちなみに、この赤いのは葉っぱ。
花はその真ん中の小さいもの。
マダガスカル原産の棘のある植物です。
サボテンの「キリン角」と呼ばれるのに似ていて、美しい花を付けるから、「ハナキリン」ですが、サボテンではありません。
2枚の花びらに見えるのは、「包葉」で、その内側に更に、総苞があって、総苞の内側に雄花と雌花がある...という、複雑な形をしています。
で...結局花びらはありません。
南米原産の園芸品種です。
真っ赤なものが多いので、ベニウチワ(紅団扇)という和名が付いていますが、咲くやこの花館には、紫やピンクといった、花屋さんでは見かけないような色のがありました。
葉っぱが、サトイモのように丸いのは、「大ベニウチワ」と呼ばれる園芸品種です。
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