いままでの何処にも入れにくいもの...の2ページ目です。
クレオメ(セイヨウフウチョウソウ)
フウチョウソウ科クレオメ属
2003.11 宝塚ガーデンフィールズ
ベルガモット(モナルダ、ビーバーム)
シソ科
2004.8 蓼科・バラクライングリッシュガーデン
ベロペロネ(コエビソウ)
キツネノマゴ科
2003.6 大阪・石切
パンジー・ゼラニウム(サニー・キャンドル)
フウロソウ科
2004.5 浜名湖花博
オランダカイウ(カラー)
サトイモ科
2003.5 鎌倉市・海蔵寺
熱帯アメリカ原産で1870年頃に日本に入ってきた1年草です。
クレオメは属名、セイヨウフウチョウソウは、西インド原産の「フウチョウソウ(風蝶草)」に対しての名前です。
1970年代に盛んに栽培されていて、一時見かけなくなっていましたが、最近また、色が豊富になって出回っています。
葉の香りが香料にされるベルガモット・オレンジに似ているからベルガモットと呼ばれるそうで、モナルダというのは学名です。
花が甘い香りと蜜を持つことから、ビーバーム(蜂の香料)とも呼ばれます。
若葉を豚肉料理のソースにしたり、花びらをサラダや紅茶に副えるなどの使い方があります。
これは、白花種ですが、ピンクの花の、「ワイルドベルガモット」や真っ赤な花もあります。
メキシコ原産の低木で、観賞用に植えられるものです。
ベロペロネは学名から、コエビソウは形と色から付けられたものだと思いますが、これも真っ赤な目立つ部分は花びらではありません。
これも園芸用に改良された品種です。
パンジーのような花が咲くゼラニウムということですが、分類学上のゼラニウムではありません。
説明はこちらを
南アフリカ原産の多年草で、1840年代に渡来し、各地で栽培されている非常に丈夫な植物です。
「オランダカイウ」は「和蘭海芋」と書きオランダ船で輸入されたサトイモ科の植物だからです。現在では、カラーという園芸名の方が良く使われています。
白い部分は花ではなく、仏炎苞という苞葉です。花は花心のように中央にある棒状の花茎に上部に雄花、下部に雌花が付きます。
ニオイイリス(ニオイアヤメ)
アヤメ科アヤメ属
2003.4 堺市
シャガ
アヤメ科アヤメ属
2003.4 御所市・葛城古道
シロバナシラン
ラン科
2003.5 生駒市
セッコク(石斛)
ラン科セッコク属
2003.5 鎌倉市・長谷観音
タイツリソウ(ケマンソウ)
ケシ科
2003.5 当麻・石光寺
Photo by 河内太古さん
ヨーロッパ原産で、慶応3年(1867年)に渡来したと言われている多年草です。
イタリアで昔この根を香料に使用したというところから付いた名前だそうです。
ジャーマンアイリスの仲間で、一般に栽培されているジャーマンアイリスより草丈が低く、開花期も半月ほど早い4月中旬くらいです。
本州、四国、九州に分布し、湿った木陰などに群落を作る常緑の多年草です。
「ヒオウギ」と混同して、その漢名「射干」を日本語読みにして付けた名だそうです。
実はなりますが、卵子が3倍体なため、種は出来ません。
関東地方以西に分布し、渓流付近や川岸などに自生する多年草ですが、今や開発や乱獲で絶滅危惧種になっているようです。よって、見られるのはほとんどが栽培されているもの。
紫蘭」の白花なのですが、真っ白と言うよりは、赤紫がどんどん薄くなって白っぽくなったというような色です。
中部地方以南の森林の岩の植や老木に着生する多年草で、観賞用に庭で栽培されています。
漢名の音読み「セキコク」がつまって「セッコク」となったもので、「スクナヒコノクスネ(少彦の薬根)」という古名もあるそうです。
漢方では、全草を解熱、消炎剤などとして用います。
中国原産の多年草で、観賞用として植えられます。
「タイツリソウ」は、正に鯛が釣れたような形から来たもので、「ケマンソウ」は花が沢山並んだ様子を、仏殿の装飾「華鬘(けまん)」に見立てたものです。
花は4月頃に咲き、夏には葉もすっかり枯れてしまいます。
園芸用ですから、最近は色も様々なようで、これは白花種ですが、一般的には紅色、ピンクのものもあります。
ダッチアイリス
アヤメ科
2004.5 香芝市
ホトトギス(杜鵑草)
ユリ科
2004.10 京都府立植物園
ネコノヒゲ(猫の髭)
シソ科
2002.5 橿原市
ハンカチノキ(ハトノキ)
ダヴィディア科ダヴィディア属
2007.4 大船植物園
Photo by やっさん
ヨーロッパ南西部から北アフリカに自生するアイリスの園芸用交配種です。
アヤメなどと違い、球根で増えます。
色は、青や紫のものが等色々あります。
自生地は丘陵や山地の半日陰になる林の中や崖ですが、和風庭園の植栽に人気があるようで、大抵のお寺には植えられています。
これは、植物園の「林の中の植物」というコーナーにあったので、「ヤマジノホトトギス」かと思ったのですが、花の形が違うようなので、恐らく園芸品種でしょう。
一般的には、もっとが目立つものがおおいですが、タキイのカタログの「アミガサ」という品種が似ています。
インド・マレーシア原産の多年草ですが、寒さに弱いので1年草の園芸植物として育てられているようです。
英名の「cat's whiskers」を日本語に訳して「猫の髭」ですが、その姿をあらわしたものです。
原産地は中国で、湖北省西部、四川省、貴州省、雲南省北部に生育する落葉高木です。
公園や植物園に植樹されています。
摂南大学薬用植物園にもあって、撮影を試みたのですが、高木過ぎて上手く撮れませんでした。
花の名前の由来は、見ての通り形からくるもので、いずれも英名の日本語訳です。
ちなみに、ハンカチのようにヒラヒラした白いのは、花びらではなくて「苞」です。
白い花のメニューへ その他の形の1ページ目へ