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ササユリ(笹百合、サユリ)
ユリ科ユリ属
2005.6 大和文華館
ヒメユリ(姫百合)
ユリ科ユリ属
2005.6 大和文華館
日本固有種で、静岡県以西の本州、四国、九州に分布する多年草です。
ヤマユリ同様、草丈の高い草原、林などに生育します。
葉が笹に似ていることから「笹百合」です。「サユリ」は早く咲く百合という意味のようです。
毎年6月に奈良市の率川神社で三枝祭(さえぐささい)というお祭りがあり、このササユリが奉納されます。祭神の伊須気余理比売命(いすけよりひめのみこと)が、ササユリと関係が深いことに由来するのだそうです。
本州南部に自生する多年草ですが、自生は激減しているそうで、レッドデータに入っていると思われます。一般に栽培されているものは、このようにあちこちで見かけるのですが。
濃い赤で、上を向いて咲くのが特徴です。
百合の仲間では花が小さく可憐なことから、ヒメユリと付いたのだそうですが、お姫様は上を向いてるんでしょうか?
「キヒメユリ」という、黄色の品種もあるそうです。
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