釣り鐘型、ラッパ型グループの2ページ目です。
フリージア
アヤメ科フリージア属
2003.3 生駒市
エンジェルストランペット(木立チョウセンアサガオ)
ナス科ダツラ属
2004.2 大阪・咲くやこの花館
ヒメヒオオギズイセン(モントブレチア)
アヤメ科クロコスミア属
2004.8 蓼科・バラクライングリッシュガーデン
ヒマラヤユキノシタ(オオイワウチワ)
ユキノシタ科ベルゲニア属
2004.4 宝塚ガーデンフィールズ
ノウゼンカズラ
ノウゼンカズラ科
ノウゼンカズラ属
2004.9 生駒市
南アメリカ原産で、観賞用に栽培されているものです。
以前は、黄色が主流で、寒さに弱いとされていましたが、最近では寒さにも強く、色もオレンジやパープルなど様々なものが出回っています。
メキシコ、ペルー原産で3〜4mの低木ですが、日本では露地栽培だと地上部が枯れ、翌年の春に発芽して2m程になり秋に開花します。
木立朝鮮朝顔ともいいますが、属名の「ダツラ」とも呼ばれます。
ネコとしては、英名の「エンジェルストランペット」という名前の方が好きです。
タキイのカタログを見ると黄色など、色々あるようです。
同属に上向きに花の咲く「チョウセンアサガオ」というのがあります。
「ヒオオギズイセン」と「ヒメショウブ」の雑種で、1890年頃に渡来し、庭園で良く栽培されていますが、時に自生状態になっているものもある、丈夫な多年草です。
「ヒオオギズイセン」は葉が「ヒオオギ」に似ていて、花が「スイセン」に似ているからで、これはそれに似て小形なので「ヒメ」がついているのです。「モントブレチア」は古い属名です。
ヒマラヤ地方が原産で、観賞用に栽培されているものです。
色はこのピンクの他にもあります。
近い種類に、「アルタイユキノシタ」という、全体にも少し大型のもので、赤紫、ピンク、藤色の花が咲くもの、「シベリアユキノシタ」というのもあるそうです。
中国原産の蔓性の落葉樹です。
花の蜜が目にはいると目がつぶれるという俗説があったらしく、有毒植物だと言われたりもするようですが、毒性ではありません。
名前の由来は...分かりません。
これはピンクですが、オレンジ色の花が一般的です。
ヒルガオ(昼顔)
ヒルガオ科ヒルガオ属
2003.5 大阪市
ムラサキカタバミ(キキョウカタバミ)
カタバミ科カタバミ属
2003.5 大阪市
サンカクカタバミ(インカノカタバミ)
カタバミ科カタバミ属
2003.6 生駒市
ヒガンバナ(彼岸花、曼珠沙華)
ヒガンバナ科ヒガンバナ属
2003.9 信貴山
ネリネ(ダイヤモンドリリー)
ヒガンバナ科ネリネ属
2003.10 磯城郡田原本町
全国の路傍、空き地畑などに広く生育する、蔓性の多年草です。
「アサガオ」に対して昼間咲くから「ヒルガオ」です。
地下茎で繁殖し、非常に繁殖力が強いので、畑や果樹園では防除が困難で、雑草となっているようです。
漢方では、全草を利尿薬として用います。
また、若芽や花、わずかにデンプンを含む地下茎が食用になるそうです。
南アメリカ原産で、江戸時代に渡来した多年草です。最初は園芸用に栽培されていたものだそうですが、今や野生化して関東以西の畑や路傍に生育しています。
カタバミに似てピンク色の花を付けるので、その花色をムラサキ(赤紫)と呼んで「ムラサキカタバミ」です。
カタバミは、写真の左側の黄色い花です。
ブラジル原産の園芸品種です。
葉っぱが三角形をしているので、「サンカクカタバミ」です。
写真のものは葉っぱの色がチョコレート色ですが、普通の緑の葉のものもあります。
我が家では鉢植えで東側の出窓に置いているのですが、ほぼ1年中花を付けます。
近年秋の田圃風景に欠かせない被写体となった花です。稲作が伝来した頃に中国から伝来したもの。鱗茎にアルカロイドという有毒成分を含み、野ネズミ防除のために畦に植えられるようになった、という話です。
鱗茎を水でさらして、食用にしたこともあるそうです。
「彼岸花」は、彼岸の頃に咲くから、「曼珠沙華」は天井に咲く赤い花を表す梵語。地方によって様々な呼び名があり、その数は50を超えるとか。ちなみに、英名は「Spider Loly」
は、花が枯れた10月頃に出てくるので、花に時期に葉はありません。
南アフリカ原産で、17世紀にヨーロッパで園芸用に栽培されるようになり、それが大正初期に渡来したようです。原種もあるようですが、ほとんどが園芸用の交雑種です。
「ネリネ」は属名でギリシャ神話の水の妖精の名前だそうで、ダイヤモンド・リリー」は直接光線が当たると輝きを発するところからきているのだそうです。
彼岸花と花の付き方は似ているのですが、ネリネ属は春先に葉が出るものと、開花後に葉が出るものとあり、いずれも花と葉が同時に見られます。
ホクシャ(フクシア、ツリウキソウ、ヒョウタンソウ)
アカバナ科フクシア属
2002.8 英国・ロンドン
カタクリ(カタカゴ)
ユリ科カタクリ属
2003.4 金剛山
Photo by 河内太古さん
タニウツギ
スイカズラ科タニウツギ属

2003.5 甘樫丘
Photo by 風人さん
ツキヌキニンドウ
スイカズラ科スイカズラ属
2004.4 奈良市
ザクロ
ザクロ科ザクロ属
2003.7 奈良県・下つ道
中南米が原産のものや、ニュージーランド原産のものを園芸用に交雑したものです。1870年頃に日本に入ってきて、観賞用として温室栽培されてきました。
ヨーロッパでは、1840年代にイギリスでブームとなり、その後フランスやドイツに広まったとか。
写真の物はロンドンで庭に地植されていたものです。有る程度の温度が有れば戸外で越冬は可能のようですが、日本ではむしろ、高温多湿の夏越しの方が大変なようです。
名前の由来は、属名以外はすべて形からきたものです。
全国の低地から山地の、落葉樹林内で育ちます。
最近は山野草として庭に植えられることも多いようですが、ネコの庭では、3年目くらいに消滅しました。
古名の「カタカゴ:堅香子」が、「カタクリ」に変化したというのですが、どうも由来はイマイチはっきりしないようです。
花、若葉を天ぷらや吸い物にしていたようですが、近年は保護の対象となっている地区も多いそうですし、鱗茎からは、片栗粉が採れますが、今や本物の「片栗粉」はほとんど見られず、市販の「片栗粉」の原料は馬鈴薯です。
キバナカタクリという、北アメリカ原産のものもあります。
詳しくは、解説ページ「うつぎ」をご覧下さい。 北アメリカ東部及び南部が原産で、日本に入ってきた時期は不明ですが、観賞用に栽培されている物です。常緑の蔓性で、5月頃にオレンジから赤の花が咲きます。
卵形から楕円形の葉が、茎の所で向かい合わせにくっついているので、茎が葉を貫いているように見えることから、「ツキヌキ(突き抜き)ニンドウ」という日本名がついたそうです。
スイカズラ(ニンドウ)の仲間なのですが、花の見た目はかなり違います。
ペルシャ原産の落葉樹で、果樹または観賞用として栽培されています。
漢名の「安石榴」の「石榴」の部分の音から、「ザクロ」と呼ばれているそうです。
中国では、果樹としての品種が沢山あるそうですが、日本ではどちらかというと、庭園樹としての栽培の方が一般的です。
根は駆虫薬に使われるとか。
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