釣り鐘型、ラッパ型のページの2ページ目です。
タマスダレ(玉簾)
ヒガンバナ科ゼフィランサス属
2002.9 生駒市
アマドコロ
ユリ科ナルコユリ属
2004.4 明日香村
ムスカリ
ユリ科ムスカリ属
2004.4 宝塚ガーデンフィールズ
スノードロップ
ヒガンバナ科ガランサス属
2004.2 生駒市
スノーフレーク(スズランスイセン)
ヒガンバナ科レウコユム属
2004.4 宝塚ガーデンフィールズ
南米原産で、明治初年頃に観賞用として渡来したものです。
簾は葉の茂る様子を簾に例え、玉は玉のように白い花、ということから付けられた名だろう...ということですが、牧野図鑑にも「だろう」としか載っていません。
近年は、学名の「ゼフィランサス」で、売られていることもありますが、ネコはこの「タマスダレ」の名が好きです。
北海道から九州に分布し、林縁や草原に生える多年草ですが、山野草としても人気で、葉に白い斑のはいる「フイリアマドコロ」は、江戸時代から観賞用に栽培されていたそうです。
ナルコユリ」に似ていますが、「ナルコユリ」が一つの花枝に3〜5個の花をつけるのに対して、「アマドコロ」は1〜2個の花しかつけません。
漢方では乾燥させた地下茎を強壮剤、解熱剤として用います。また、若芽は天麩羅や酢みそ和えに、地下茎は天ぷらや煮物に使われます。
地中海地方、西南アジアが原産の園芸植物です。
「ムスカリ」というのは、ギリシャ語の麝香(ジャコウ)のことだそうです。
これは白花種ですが、ブルーのものの方が一般的です。
地中海沿岸が原産の多年草で、耐寒性が強く雪の中でも開花することから、「スノードロップ」と呼ばれています。
写真のものは庭に地植にしていて、数年は早春に可愛い花を咲かせてくれていたのですが...。
中部ヨーロッパ、地中海沿岸が原産地で、「スノーフレーク」は英名。日本では葉が水仙に似て、花がスズランに似ていることから、「スズランスイセン」とも呼ばれています。
ヒマラヤユキノシタ(オオイワウチワ)
ユキノシタ科ベルゲニア属
2004.4 宝塚ガーデンフィールズ
オーニソガラム
ユリ科オーニソガラム属
2004.5 浜名湖花博
プシュキニア(プシキニア)
ユリ科プシュキニア属
2004.4 宝塚ガーデンフィールズ
ハゴロモジャスミン
モクセイ科ヤスミヌム属
2004.5 浜北市
オオバジャノヒゲ
ユリ科ジャノヒゲ属
2004.6 鎌倉市
ヒマラヤ地方が原産で、観賞用に栽培されているものです。
色はこの白の他にピンクもあります。
近い種類に、「アルタイユキノシタ」という、全体にも少し大型のもので、赤紫、ピンク、藤色の花が咲くもの、「シベリアユキノシタ」というのもあるそうです。
花博では、オーニソガラムという名札が付いていただけなのですが、園芸の本を見ると、「オーニソガラム・ヌタンス」というヨーロッパ、西南アジア原産で明治時代の終わり頃に日本で栽培されるようになった品種のようです。
オーニソガラムの仲間では、百合型の花を付けるのはこの品種くらいのようで、花の大きさも大きく、1本の花茎に付く花数は少なめです。
小アジア、コーカサスの丘陵地に自生する多年草(球根植物)です。
ロシアの植物学者プシュキンを記念して付けられた名前だそうです。
薄い青色の花を付ける品種もあるそうです。
中国南部が原産の蔓性の常緑樹です。
非常に香りがよく、フェンスなどに絡ませて使われています。
日本固有種で、本州、四国、九州に分布し、林床に群生する常緑の多年草です。
「ジャノヒゲ」または「リュウノヒゲ」と呼ばれ、よく庭園の下草に植えられるものに比べて、葉が広いので大葉ジャノヒゲです。
チョウセンアサガオ(朝鮮朝顔)(マンダラゲ、曼荼羅草)
ナス科ダツラ属
2004.9 生駒市
セイヨウヒルガオ
ヒルガオ科セイヨウヒルガオ属
2004.9 生駒市
ホタルブクロ
キキョウ科カンパニュラ属
2004.6 鎌倉市
ツルリンドウ
リンドウ科ツルリンドウ属
2003.9 信貴山
ヒメウズ(姫烏頭)
キンポウゲ科ヒメウズ属
2004.4 桜井市・談山神社
熱帯アジア原産の1年草です。
江戸時代に入ってきて、葉を「曼荼羅葉」という喘息の薬にするため栽培されてきましたが、猛毒があるとか。
牧野博士が植物図鑑を執筆された時代には、一時廃れていたらしいですが、最近よく見かけます。
朝咲いて、昼過ぎには萎んでしまうので、写真を撮るのが難しい花です。
朝鮮が原産ではないので、何故朝鮮朝顔なのかは不明。
同属に、エンジェルストランペットという下向きに咲く花があります。
ヨーロッパ原産の帰化植物で、第二次世界大戦後に日本各地で目立つようになった、蔓性の多年草です。在来種の「ヒルガオ」や「コヒルガオ」に比べて花が小さくほとんどが白花です。路傍、空き地、堤防、鉄道沿線に多く見られます。 全国各地の土手などに自生する多年草で、山野草として庭に植えられることもあります。
この花の中に蛍を入れて、下げて歩いたりしたことから付いた名前だとか。
地方によって、「チョウチンバナ」「ツリガネソウ」「トックリバナ」などと呼ばれていています。
どの名前も、形からきたものです。
ヤマホタルブクロ」という濃い紫のものもあります。
各地の低地から山地の落葉樹林に生える蔓性の多年草です。虫食いの葉っぱしか撮れていなくて分かり難いですが、細長い卵形で先の尖った葉っぱが2枚向かい合わせに付き、そこに8〜10月薄紫の釣り鐘型の花を付けます。
蔓性のリンドウだから「ツルリンドウ」、分かりやすい名前ですね。
関東以西の本州、四国、九州に分布し、林縁、路傍、石垣などに生育する多年草です。
同じキンポウゲ科のトリカブト属に、漢方で「烏頭(ウズ)」または「附子(フシ)」と言われる塊根を持つものがあって、この「ヒメウズ」もよく似た小形の塊根を持つことから付いた名前だそうです。
沢山集まって風に揺れる様子は、とても可愛いのですが、花びらの長さで7mmほどの小さな花で、写真に撮りにくい花です。
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