花が房状に集まったものを集めたグループの、3ページ目です。
コバノランタナ
クマツヅラ科ランタナ属
2004.10 枚方市
ノゲイトウ(野鶏頭)
ヒユ科ケイトウ属
2004.9 明日香村
ペンタス(クササンタンカ)
アカネ科ペンタス属
2004.7 藤井寺市
セイヨウノコギリソウ
キク科ノコギリソウ属
2003.7 浜北市
シモツケソウ
バラ科シモツケソウ属
2004.8 霧ヶ峰
南米が原産の小低木。よく塀の上から枝が垂れ下がるように植えられていますが、普通の「ランタナ」との違いはこの、枝の形です。
「コバノ」というのは、「小葉の」で、ランタナより少し葉が小さいからです。
ほとんどがこのようなピンクなのですが、偶に白い品種のもあるようです。
野生の鶏頭という意味の名前です。
原産地はアメリカ大陸で、学名に「argentea」と付いているので、多分アルゼンチン辺りでしょう。
江戸時代には渡来していて、時には庭に植えられたりもするようですが、名前の通り関東以西の道端や空き地に自生しています。
東熱帯アフリカ〜アラビア半島が原産の園芸品種です。
山丹花というのは、中国南部からマレーシアが原産の低木で、これはその中まで多年草なので、「クササンタンカ」という和名が付いています。
ヨーロッパ原産のノコギリソウで、観賞用に植えられていたものが、野生化しています。
ノコギリソウとは、葉が鋸のようにギザギザしているところは似ていますが、花は、
ずっと大きくて華やかな感じがします。
葉や茎をハーブティーにしたり、若葉をサラダにしたりする、ハーブの仲間で、止血、
発汗、強壮...風邪の予防にも良いそうです。
山地の日の当たる草原から湿原にかけて生育するもので、シモツケという木に似た草であることからシモツケソウです。
沢山の雄しべが花びらより長くのびてふんわりとした感じが美しいので、江戸時代から庭に植えられていたようです。
盆栽にされたり茶花としても使われます。
赤に近いピンクの花が咲く、アカバナシモツケソウというのもあります。
コアジサイ(小紫陽花)
ユキノシタ科アジサイ属
2003.8 奥多摩
Photo by やっさん
タマアジサイ(球紫陽花)
ユキノシタ科アジサイ属
2003.8 奥多摩
Photo by やっさん
トウテイラン(洞庭藍)
ゴマノハグサ科ルリトラノオ属
2004.10 京都府立植物園
ダンギク(ランギク)
クマツヅラ科カリガネソウ属
2004.11 宇治市・小倉
ツルボ(サンダイガサ)
ユリ科ツルボ属
2007.9 明日香村・稲渕
紫陽花の小さいのだから「コアジサイ」というのだそうです。
詳しくは、解説ページを見て下さい。
タマアジサイの名は、花芽が「総包片」っていう、葉っぱみたいなのに包まれて、球状をしているからです。
詳しくは、解説ページを見て下さい。
近畿、中国地方の海岸に生える多年草です。ルリトラノオ属なので、ヤマトラノオと同じ仲間です。
高さが40〜60cmとヤマトラノオより小形で、全草に白い綿毛が生えているので、白っぽく見えます。
「洞庭藍」の洞庭は中国の有名な湖で、藍は藍色、洞庭湖のるり色の水のように美しいという意味だろうということです。
園芸用の乱獲のため、絶滅危惧種になっています。
九州南部など暖かい地方に自生する多年草です。
園芸用に売られていて、これも花壇に植えられていたものです。
花が壇上に咲くので、「段菊」だそうですが、キク科ではないし、菊の花にも似ていないと思うのですが...。
風が強い日に撮った写真で、位置がずれてますが、不思議とピントは合っています。
各地の土手や草地、海岸の崖などに、ごく普通に生育する多年草です。「手入れの悪い芝生や土手など」に群生すると書いてある本もありますが、実際手入れの悪そうな所に...。
和名の意味は不明だそうです。別名の「サンダイガサ」は「参内傘」で公家が宮中に参内する時に従者が差しかけた傘に花穂の形が似ているからだそうです。
地下に丸い鱗茎を作り、これが飢饉の時の食料になったこともあるそうです。
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